【wrwrd】新メンバーは自称狂信者。【男主】

もう食べれないって。 ページ11

で、決まった？と聞くトントンさんに、とりあえず唐揚げ一皿とウーロン茶で、と頼み、しばらくすると飲み物が出て来る。

シャオロンさんが、「えー銀城くん飲まへんのー？」と絡んで来る。うーん、飲んでも良いんやけどな。「もしかして弱い？」と鬱先生が聞いて来る。

『昔からよくグルッペンさんと飲んでましたからね、彼に付き合えるくらいには飲めますよ』
といえば若干驚かれる。まぁあの人ペースが早いからすぐ酔うだけで酒強いもんな。

じゃあ乾杯しよやぁ、とゾムさんがグラスを手渡してくれるのでそれを受け取る。

「えー、じゃあ我々の新メンバー加入を祝して、」とトントンさんが号令をかけてくれ、皆でかんぱーい！！とグラスをぶつける。さっき飲まないのかと聞いてくれたシャオロンさんはチューハイ頼んでた。コネシマさんから女子かよ、とからかわれていたが…

お通しを摘んだり、談笑したりしていると料理が運ばれて来る。
さすがトントンさん、バランス良く色々な物を頼んでるなぁと思いつつサラダを取り分ける。

どうぞ、と渡せば、「やだ…こんな気配りできる良い子が入って来るなんて…」と鬱先生が言いつつ受け取る。手伝いますよ、と言って下さるエミさんに、すみません、と言いながら全員にサラダと取り皿を渡す。

「…え、サラダにドレッシングかけへんの？？」と、コネシマさんが僕を見て驚く。
ドレッシング昔っから苦手やねんなぁ。強いて言うなら塩かけて食べる。『え、なんか…匂いと味が嫌なんですよ。かけても塩ぐらいです』と言えば、通やな、と鬱先生がからからと笑う。

サラダを食べたらもう腹６分くらいになる。うーん、自分で頼んだし唐揚げちょっと食べようかな。
ゾムさんが「唐揚げって塩と醤油どっち派？」と聞いてくるので、塩ですかね、と返して一口かじる。お、ここの唐揚げ美味しい。ロボロさんが俺も食べるー！と言うので、どうぞと皿を渡す。

なんかこうやって何人も集まってご飯とか初めてかもしれない、と呟くと、コネシマさんがええもんやろ？とニカッと笑う。それに、ええもんやな、と返してもう一口唐揚げをかじる。

コネシマさんが、銀城が敬語取った！？と驚いているので、どうしたんですか？ととぼける。
「そういえば、下の名前をお聞きしても？」と首を傾げるエーミールさんに、『銀城 Aと申します』と答えれば、良い名前ですねと言ってくれる。良い人やな。

宴は、まだまだ始まったばかり。

いやさすがに泣きそう。→←食害すな。

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