2:実行 ページ3
翌日、僕は計画を実行することにした。
1号室の2階には、僕、はじめくん、だいちくん、ともたかの4人がいた。たなっちは休みだ。はじめくんはひとり、隣の部屋で編集作業を進めていた。
ともたかにはだいちくんの方から計画について話してくれた。今は2人ともイヤホンをつけている。僕らの会話が聞こえるように何も流してはいないと思うけど。
...よし。
僕ははじめくんの方へ向かった。
や「...はじめくん。」
は「、あっ、よーへーくん。どうしたんですかー?」
ちらりとこちらを確認し、また視線を編集中の画面へと戻す。
...こっち見てよ。
や「あの、ですね......今夜僕の家来ませんか?」
は「、え...」
再びこちらを振り向く。今度は驚いたような表情のまま、見つめてくる。
は「ようへいくんの...?」
や「はい、」
は「どうして?何かあったの?」
や「いや、その......一緒にいたいなあ、って...」
は「え、あ、えと...」
目を泳がせるはじめくん。なんでそんなに合わせてくれないの...。
そして、返事が返ってくる。
は「...ごめん、今日はまだ編集残ってるから。また今度。」
や「...っ、そっか、わかりました。...あんまり無理しないでくださいね。」
は「ん、ありがとう。」
...やっぱだめかあ。僕のこと、もう好きじゃないのかな。
様子を伺っていた2人のもとへ戻ると、だいちくんはなんとも言えない表情をしていた。
だ「なんなのあの子!!よーへーくんのお誘いを断るだなんて!!」
や「ふはっ、なんて顔してんの。」
僕は思わず笑ってしまう。
だ「だって...!!」
と「しー!しずかに!聞こえちゃいますよ。」
だ「よーへーくんは大丈夫なの?!悲しくないの...?」
や「そりゃもちろん悲しいですよ。」
だ「ならなんでっ、...」
や「...そんなこと言ってても何も変わんないしね。むしろ燃えてきた。」
と「よーへーくん...」
や「だから、計画、また一緒に立ててくれない?僕だけじゃどうしていいかわかんないから。」
だ「、もちろん!よーへーくんの役に立てるならならなんでもする!!なあともたか!!」
と「うっす、任せてください!いっぱい頼っていいですからね!」
や「うん、ありがとう。」
こんなことまで親身になってくれるみんなには感謝しかない。
みてろよ、はじめくん。もう1回オトしてやるんだから。
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(名前)ひなみ(プロフ) - 本当ですか!?とても嬉しいです!!リアルの方頑張ってください!待ってます! (2019年9月3日 1時) (レス) id: 52b75244f0 (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - (名前)ひなみさん» (続き)その際はぜひまたこの作品を読んでいただけると嬉しいです!本当にコメントありがとうございます! (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - (名前)ひなみさん» はじめまして、コメントありがとうございます!好きと言ってくださることが本当に励みになります。現在リアルの方で少し忙しくしておりまして、更新ができない状態でございます。ただ、今週で一段落着くと思いますので、また更新しようと思っております。 (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - R,Tさん» ありがとうございます!とても嬉しいお言葉ばかりで恐縮です。ゆっくりとした更新が続くかもしれませんが、これからもぜひ読んでいただけると嬉しいです! (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ひなみ(プロフ) - こんばんは。初コメです。とてもお話が好きなのですが、なかなか更新されないため、悲しく思います。もう更新しませんかね?私としては、続きがとてもきになるのです、違反についてはわからないので、身勝手なことを言いますが、更新をしてほしく思います。失礼しました (2019年9月2日 23時) (レス) id: 52b75244f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めう | 作成日時:2019年8月4日 23時