ごきげんようじゃなくておひめさま ページ18
「おはよう！」
「ごきげんよう。」
と小さな女の子の前で目線を合わせるようにしゃがんで挨拶をした。
「うわぁぁん」
小さな女の子は泣いたままだ。
「夜久先輩と灰羽君は先に学校へ行って、
皆さんに事情を伝えてもらえませんか？」
Aは小さな女の子が泣き止むまで時間がかかると考え夜久達を先に学校へ向かわせた。
そして再び小さな女の子へ声をかける。
「ごきげんよう。」
その言葉に小さな女の子が反応した。
「うぇ、うっ…ご、ちげんよぉ？」
「はい。ごきげんよう。お姫さまの挨拶です。」
笑顔で小さな女の子に話をするA。
「…お、ぉひめさまなの？」
小さな女の子は泣きすぎて過呼吸気味のようだ。それでも「おひめさま」が気になるのだろう。一生懸命言葉を発しようとしている。
「そうですよ。お姫さまです。」
先程の涙はどこへいったのだろう。
小さな女の子の目はキラキラと輝き出し
「あのねあのね！はづちゃんもおひめさまだよ！」
自らを「はづちゃん」と名乗った小さな女の子。
そしてAと犬岡はお互いに目を合わせ笑い
再び頷きあうと今度は犬岡が小さな女の子に
話しかけだした。
「へぇ！はづちゃんって名前なのか！」
「ちあうー。はづちゃんはしらいはづきでしょ！」
小さな女の子の苗字と名前を聞いたAは
携帯を取り出し誰かに電話をかけた。
「はづきちゃんか！あ、そのズボンひらひらで可愛いなー！誰が買ってくれたんだ？」
「あのね、つーちゃんだつくってくれたんだよ！」
Aが電話先の相手と会話してる間に
犬岡は『はづきちゃん』と仲良く話を続けている。
「はい。…いえいえ。お気を付けて下さいね。
では、失礼します。」
通話を終わらせたAはしゃがんで
はづきちゃんに話しかける
「はづきちゃん。お姉ちゃんが来てくれますよ。」
と笑いかけた。
犬岡もはづきちゃんに笑いかけ話す。
「良かったな！……ん？マネージャーってはづきちゃんのお姉ちゃんと知り合いなんですか？」
「あは。すぐに分かりますよ。」
はづきちゃんの姉が来るまで犬岡とAは
はづきちゃんといろんな話をして待っていた。
そして10分ほどした頃
「葉月！」
息を切らして走ってきたはづきちゃんの姉は
「つーちゃん！」
「おはようございます。」
「クロさんの彼女さん？！」
白井椿だった。
「葉月、ママと一緒じゃないの？」
白井ははづきちゃんの肩に手をかけながら
心配そうに尋ねた。
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ろまじ(プロフ) - 奏天さん» 返信遅れてしまって申し訳ありません。正直コメント拝見した瞬間あまりの勢いに動揺しました笑とても嬉しいですありがとうございます。 (2022年1月26日 20時) (
レス) id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
奏天(プロフ) - あぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ好きです(遺言) (2022年1月6日 18時) (レス) @page41 id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ろまじ(プロフ) - コムギさん» 返信遅れてしまって申し訳ありません。コメントとても嬉しいですありがとうございます。とてもゆっくりですが更新頑張りますね。 (2021年10月15日 23時) (レス) @page40 id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
コムギ(プロフ) - この作品面白くて見てて楽しいので凄く好きです！更新待ってます！頑張ってください！ (2021年8月19日 0時) (レス) id: 7b0ed3f04f (このIDを非表示/違反報告)
ろまじ(プロフ) - 豆さん» ありがとうございます。だいすきだと言っていただけてとても嬉しいです。お言葉を糧に更新頑張りますね。 (2021年1月14日 10時) (レス) id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろまじ | 作成日時：2019年6月30日 22時
