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あまりの展開の早さにパニックになり、ばたばたとしながらくにちゃんの肩を押すと、しぶしぶ起き上がってくれる。
「……くにちゃん、」
「？」
「っ、さっきの、よかったってどういう、こと、、」
そう聞くとまた手をぎゅっとされる。
好きな人から手をぎゅっとされるのはやっぱり慣れない。
「Aちゃん。」
「は、はい」
「Aちゃん、おれもみなみちゃんのことが好きです」
「っ」
そんな、くにちゃんからの予想だにしなかった一言に完全に思考が停止した。
するとくにちゃんはいつもみたいに目を細めて
「さっきAちゃん、ずっと前からって言っとったけど、おれの方が前から好きやと思うよ」
「…っ、わたしのほうが前から好きだもん」
まだそこまで関わりがない頃、たくさんの芸人たちの真ん中でけらけら楽しそうに笑う彼の笑顔に、あの頃のわたしはほぼ一目惚れ状態だったのだからこれは間違いないのだ。
「いいやおれやね」
それなのにしぶとくてしつこいのが持ち味の彼は、さらにさらに目を細めて対抗してきた。
「む！わたしだもん！ずっとずっとくにちゃんのこと好きで拗らせてきて……っん、、」
ちゅーーーーーって音がしそうなくらいかわいいキス。
でも優しくて、あったかくて、ちゃんと長いやつ。
くにちゃんに引っ張られた左腕とか、当たってる足とか、重なってる唇とか どこもかしこも熱くなって わけがわからないくらいにドキドキした。
唇を離した彼は、いたずらっ子のように笑って
わたしの頭をひと撫でする。
「…くにちゃん」
「？」
「……明日、はやい？」
「……え。明日、は、夕方からやね」
「、、泊まっていく？」
まだ一線をこえるのには色々と準備ができてないけれど、今日このままこの人を帰したくないと思ってしまった。
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くる - コメント失礼します‥お話、本当に最高すぎて‥どうやったって勝てはしないの続編をお願いできないでしょうか‥凄く気になって気になって‥ (2022年9月10日 21時) (
レス) id: dc6eac584a (このIDを非表示/違反報告)
くる - コメント失礼します‥ (2022年9月10日 21時) (レス) id: dc6eac584a (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 今回もありがとうございました！そして最高でした！！！😍😍笑 (2022年4月6日 1時) (レス) @page31 id: 99a752ea93 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 海松さん» ありがとうございます！笑 彼女(非芸人)に対して独占欲丸出しだけど、誤魔化してふざけてて、それを彼女に見抜かれてるのが見たいです！笑 (2022年3月23日 0時) (レス) id: 99a752ea93 (このIDを非表示/違反報告)
海松(プロフ) - ひなたさん» こんばんは！笑 ぜひぜひ！お願いします〜🙏🏻 (2022年3月23日 0時) (レス) id: 731bca10c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海松 | 作成日時：2022年2月18日 12時
