メッセージ (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,401 hit

3 ページ3

亮「…ゆ…た…！…裕太！」

裕太「うわ！」

亮「起きた。悪い遅くなって」

裕太「大丈夫。お疲れさま」

家が近い僕たちはいつもと変わらない道を通り

くだらない話をしながら歩いた

お互いの家が見えてきた頃

裕太「そういえばこれ」

ピンクの紙を差し出し

亮「え？あ…」

亮が受け取る

裕太「送るかどうかは亮次第だよ
って言おうと思ったら分かってます
って食い気味に言われちゃった(笑)」

亮「分かってんなら何で…」

亮はいくら連絡先を貰っても

メッセージ送信どころか登録さえしないのだ

そういう噂(事実なんだけど)も

女の子の中では有名な話らしい

裕太「もしかしたら私は来るかも
とか思っちゃうんだよ。罪な男だな！」

笑いながら軽くほっぺたをつねる

亮「痛いって！おい！(笑)」

そうやって笑いながら帰るのが僕たちの日常

亮宛ての連絡先を受け取るのが僕の日常だった