検索窓
今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:45,297 hit

ジムテスト ページ9

言われた通りにジムを出れば本当にカメラマンが待ち構えているし、映される映像は上の大きなモニターで確認できた。

「やぁやぁ皆の者!おはこんハロチャオー!
今回も素敵な挑戦者、んん!?素敵などころかとんでも不審者ルックスな挑戦者氏だね!?」

『……』

「しかも無口ときた!これはコラボ相手にするのは厳しめかー!?
でもジムテストは番組を盛り上げる事だから!挑戦者氏ファイトー!」

『……はぁ、何をすれば?』

「そうだなぁ、では今回のお題はこちら!!
挑戦者氏の運動神経は如何に!?避けろ!水鉄砲ー!」

『拒否は?』

「出来ませーーーん!!
と言うかA氏って実は人気者だったり?なんだかコメ欄が騒がしいんだよねぇ」

心底頭の痛くなるテンションとお題にため息しか出ない。
人気者?そりゃ悪い意味でなら学校の中では上位でしょうよ。

「今回は名の通り何処からともなく現れる水鉄砲部隊を華麗に撃退してね!ただし、こっちのスタッフの攻撃を10回以上当たると失格だよー!」

『…射的もした事ないんだけどなぁ』

「フッフッフ!この不審者ルックスを引っぺがす事が出来るか!?番組盛り上げたいカモーーン!!」

スタッフらしい人からこちらも水鉄砲を受け取りつつ、相手を見れば怪獣マニアのお兄さん達3人がにっこり笑って銃を構えている。

「ではではー行きますぞー?
ジムテスト、はじめー!」

掛け声と一斉にこっちに向けて飛ばされる水を避ける為、近くの壁に身を翻す。
て言うかどう見ても私の銃と相手のじゃ射程距離違いすぎない?

隠れていてもしょうがないし、私にそこまで射的技術がないのは明白だからそっとストリンダーに銃を託す。

『相棒に任せちゃいけないとは言われてないし』

「べぇい?」

『嫌そうにしないでよ!ルガルガンに水は可哀想だしさぁ
ね?ね?おねがいっ!』

「ハァ…ベイベイ!」

『おいこらぁため息聞こえた、あぁうそ!がんばってぇ!?』

ビシャっと背中が濡れる感覚に声がひっくり返る。
慌てて後ろを確認するとニヤリと笑う怪獣マニア、クソ回り込まれてるじゃん!

『はぁ、パーカー結構乾きにくいんだからやめて欲しいんだけどなぁ』

「ふっふっふ、油断大敵ですぞA氏ぃ
って、ん?あれ、銃は?」

『私がやらなきゃいけないって縛りじゃないもん、ねぇ?』

ニタリと笑って手をヒラリと振れば、瞬時に姿を隠していたストリンダーが現れて怪獣マニアの後頭部に水をぶっかけた。

中指立ててさようなら→←ハッコウシティ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
設定タグ:pkmn , ペパー , ポケモンSV
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます!大好きだなんて言っていただけて大歓喜です!!再開後もご期待に添えるよう頑張ります!(´∀`) (2023年1月10日 21時) (レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね?!初コメ失礼します!主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです!これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです!頑張ってください! (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユキワラシ | 作成日時:2023年1月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。