別人のような君 ページ23
問題のテラスタル結晶に着くと何故かアオイも待っていた。
驚くオレにニッコリ笑って
「囚われの推しが居るって聞いたから飛んできちゃった！
私もAさんの事助けるの手伝うよ」
だとよ、推しがよく分かんねぇけどまぁ戦力は多い方がいいよな。
元気になったヘルガー達に押されて入った結晶の中は目が眩むほどキラキラしてて、その真ん中にAはブリムオンと寄り添うように立っていた。
『あぁ、また邪魔者が来たねブリムオン。
早く追い出そう、追い出してまた2人で楽しくお喋りの続きをしなくちゃね』
見たこともねぇうっとりとした顔でブリムオンの頬を撫でるアイツはマジで知らない奴みたいでゾッとした。
「な、なんかみちゃいけないもの見てるかな私達！？」
「んな訳あるか。…アイツの目見りゃわかんだろ
ブリムオンのサイコパワーにやられてんだよ」
いつもは綺麗なダークブルーの瞳が驚くほど鮮やかなピンクに変わってりゃ嫌でもわかる。
『《あぁ、今度は君が来たんだねペパー。
でも残念だなぁ、もう私はこの子とずっと一緒に居るって決めたんだ。
邪魔をしないで帰りなよ、私に君は必要ない》』
「…Aの声で、わざとやってんなら怒るぜ」
『《だってそうでしょ？Aはもう君の友達じゃないんだから、君が捨てたのだから。
私が貰ってもいいじゃない。あぁまだこの子の強さが欲しい？ならその手持ち達を連れて行けばいい》』
君が言ったんだ、友達は居ないって。
Aは君を守りたくて強くなったのに、酷い裏切り。
可哀想、可愛そうなA…だから私がずぅッとそばに居てあげるの。
微笑むAに触手を巻きつけて寄り添うブリムオンの言葉は、確かにオレがアオイにひでんスパイス探しを頼む時に言った言葉だ。
立ち尽くすオレにヘルガーやストリンダーは何も言わずに指示を待ってくれてる。
でも、なんにも言い返せなくて頭が真っ白になってくんだ。
「それは違うよブリムオン」
『《なぁに？私ペパーとお話してるんだから少し待っててよ》』
「Aさんはペパーの友達じゃない。
Aさんは、ペパーの恋人なんだよ！！」
「『……は？』」
キメ顔でそう言いきったアオイにオレも、あのAさえ素で声が出た。
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ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます！大好きだなんて言っていただけて大歓喜です！！再開後もご期待に添えるよう頑張ります！(´∀`) (2023年1月10日 21時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね？！初コメ失礼します！主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです！これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです！頑張ってください！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2023年1月4日 23時
