Episode8 ページ10
ＮＯside
オビ「あんた…何やってんだ…!!!!」
A「貴方と話がしたかった」
オビ「…はぁ…！？なんでここが…って。ずぶ濡れ…」
A「こんなの平気。それよりも貴方に伝えたいことがある」
オビ「…」
A「このまえ私が伝えたこと」
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A「…忘れて欲しい」
オビ「…」
Aはまっすぐ自分を見つめているオビから目をそらす
A「嘘だから…。嘘。あんなの」
オビ「…それだけのことをわざわざ。言いに…？」
A「それだけだから…」
振り返って歩き出したAの腕をオビが掴む
オビ「なぁ、城へ寄ってってよ」
A「はい？…なんで？」
オビ「だって、ずぶ濡れだし。」
A「意味わからない…貴方がそんなことする義理なんてないでしょ。」
オビ「俺の事、心配してきてくれたんでしょ？」
A「は。何言って」
オビ「ただその場しのぎでついた嘘に、わざわざ撤回にくる？」
A「…。」
オビ「ねっA嬢。ちょっとだけでいいから」
A「…う、うるさい…もういいでしょ」
乱暴に振り払おうとするAの手をオビはさらに強く掴み、引き寄せる
自分達の距離が近くなりAは焦る
A「…なっ…」
オビ「……あんたが嘘って言うなら俺はそれでいい。でも…俺はもう少しここに居たいんだ…」
A「……っ」
オビ「ひとつの場所に身を置くなんて馬鹿みたいだけどさ…俺まだここに居たい」
A「わかった…」
オビ「よし、そいじゃ行こう」
オビはAを引き寄せた勢いでそのままひょいとAを抱えた
A「ちょ、何やってんのっ」
オビ「ずぶ濡れのお嬢さんを歩かせる訳にはっ」
A「自分で歩けるっ…」
オビ「最速でいきますからっ」
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メロ - だんだらくんさん» ありがとうございます！がんばります！ (2019年2月4日 21時) (
レス) id: c7822b1b96 (このIDを非表示/違反報告)
だんだらくん(プロフ) - ボクオビが好きなのでお気に入り登録しました！面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: d49cafce35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロ | 作成日時：2019年1月29日 21時
