本当に欲しいのは【緑】2

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抜け出そうとしても腰をしっかりとガードされていて



少しも動かない。


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幸い私がいるのは壁側だから壁の方に顔を向けて


じっと固まっていると




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大倉さんが優しい声で


『Aちゃん...こっち向いて？』


なんて言ってきたけど本当にむりむり！




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すばると別れてからの3年間


彼氏が出来たこともなかったら男遊びなんて


全くしていない私は男の人とこんな状況になるのが


久しぶりすぎて口から心臓が出そうなくらい


バクバクしている。


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こんな状態で大倉さんの方を向くなんて


危険すぎる...


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「いやです...」



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『そんなに俺の事嫌い？』



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