脱、「優等生」 【rd】 ページ1
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何時だって、私の肩書は「優等生」だった。
昔は、褒められるのが嬉しくて、褒められるために努力した。
昔は、頼られるのが嬉しくて、頼られる人になろうとした。
でも、いつしかどんなに頑張ってもあまり褒められなくなった。
いつしか、頼られる事は利用されていると気付いてしまった。
そうすると、いつしか私の心はどんどんねじ曲がっていって、上辺だけを取り繕うようになって。
いつもニコニコと笑って人と接し、もはやなんの為に努力しているのか分からないまま努力をすれば、あら不思議
「優等生」
の出来上がりである。
そうやって過ごしてきた学生時代。
高校に上がってから、それが何か変わればいいなぁ、とも思っているのだがまだどうなるかは分からない。
ちなみに同じ学校だった人に「この子凄い賢くて頼りになる優等生なんだよ〜」と言われるなんて堪ったものじゃないので、あえて遠くの高校に進学した。
まだ高校生活は始まったばかりだけれど、どうか良いことがありますように。
そう願いながら始まった華のJK生活。
順調に友達も初日に出来て万々歳である。
そして始まった授業。
私の席は窓際の一番後ろの席という主人公席になってしまった。
まぁ別にいいんだけど、この席は今日みたいに太陽が出ている日は眠くてたまらない。
教師が話しながら黒板に板書を書く。それを私は写すという単純作業。
まだ、最初の方だしこれくらいは話を聴いているだけでも余裕だ。
...そう思っていたのだが、授業もほぼほぼ終わりに差し掛かったころ、気が付くと私の唯一の隣の席の男子が机に突っ伏していた。
え、マジ？嘘じゃん。新学期そうそう何をやってるんだこの人は。
そう思いながらその青髪の男子を見ていると微かに寝息が聞こえてくる。これは確実に寝ている。
もしかしてこの人は、後でノートを見せてもらおうという算段なのか....？私は隣の席なのだから、それは絶対に避けなければ。
私は頼まれてしまうと心で悪態を吐きながらも断れない性格なのだ。
しかし、起こそうとは思ったがどうやって起こしたらいいんだろうか。
もちろんその隣の人とは喋ったこともないし、名前すら分からない。
こんなことなら自己紹介の時聴いておくか、最初に話し掛けとけばよかった。
そう思いつつ、ぐだぐだ考えてても仕方ないと思い、普通に起こそうと手を伸ばした。
キーン、コーン、カーン、コーン
....あ。
と、丁度チャイムが鳴り、授業が終わってしまった。
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メロディ(プロフ) - 翡翠さん» いえいえ〜こちらこそリクエストありがとうございました！ (2020年4月29日 10時) (
レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - リクエストに答えてくれて、ありがとうございます！ (2020年4月29日 9時) (レス) id: 48eb906cb5 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» rdですか....分かりました！書くかは分からないですが考えてみますね〜！教えて頂きありがとうございました！ (2020年4月20日 17時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
らのらの - メロディさん» はい！お願いします！ところで「花吐き病」を奇病のやつとしてやるのなら夢主さんがらっだぁさんに恋をして________というのを見てみたいですね！別に誰でもいいのですが……自分、らっだぁさんが推しなので…！ (2020年4月20日 11時) (レス) id: 194ccaa0c1 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» 「花吐き病」ですか....。確かにタイトル的にもあってますね〜！教えて頂きありがとうございます！調べてみますね〜！ (2020年4月19日 13時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロディ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/merodexi032/
作成日時：2020年1月26日 21時
