#8 ページ8
夢主side
パンが無いと知ったエリス嬢は嘆いた。
エ「ひどいわ!私とーっても楽しみにしてたのに……!」
エリス嬢がうるうるとした目でそう呟く。
『………』
沈黙する私の頭の中は「やばいやばいエリス嬢泣くって待ってそれは割とダメージ来るって待って」という混乱と罪悪感で埋め尽くされる。
そうして回りに回った私の頭は一つの結論を生み出した。
私は地面に膝を着いてとある体勢を取る。
▼Aは 土下座することを えらんだ!
『スウッ…ごめんなさ』
エ「Aじゃないわ」
エリス嬢は冷たい顔でスパッとそう云った。
『………………ん?』
私は顔を上げる。
エリス嬢が向ける視線の先には___
エ「貴方よ
_______ダザイ」
……冷や汗ダッラダラの太宰君がいた。
太宰君はギギギ…とエリス嬢の方を向く。
太「………え?何故私なんですエリス嬢?」
太宰君は笑顔、あくまでも笑顔でそう問う。
エ「…口。」
エリス嬢が自身の口元をびっ、と指さす。
太「…………?」
太宰君が口元をちょい、と触る。
太「………………あ」
『あ』
………太宰君の口元にはパン屑とチョコレートが付いていた。
全てを理解してしまった私は笑顔で太宰君の方に詰め寄る。
『あれあれ太宰く〜ん?
私、太宰君にあげたの普通のパンとクロワッサンだった気がするんだけど〜?
あれ?おかしいな〜?
エリス嬢用のチョコクロワッサンが無いなぁあれれ〜?』
私がにこにことそう云うと笑顔のまま固まっていた太宰君はゆっくりと口を開き、頭にこてんと手を乗せた。
太「……てへぺろ☆」
エ「A」
『ええ分かってますグーで行けば良いんですよね』
森「ストップ!!!!」
*********
作ってまだ一日なのに2000hit、総合25位、お気に入り登録100人なのは本当に目を疑いました有難う御座います!!!!!!(脊髄からの叫び)
326人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬の奇声 - この作品めちゃめちゃ面白いっすね。文才凄いし、めちゃめちゃ好きです!リクエストいいですか?えっと、夢主ちゃんとエリス嬢のふわふわしたお話を書いてもらえないでしょうか?それっぽいのでも全然OKです。お願いします。更新頑張って下さい!長文失礼しました。 (2023年4月7日 7時) (レス) @page18 id: 747b96ead4 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - hikageさん» わ〜!!ぜひぜひこんな作品で良ければ!!! (2023年2月27日 21時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - 誤字です。(言葉の使い方怪しいです(>_<)長文失礼しました。)) (2023年2月19日 23時) (レス) @page1 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - この作品を参考に作品を作ってもよろしいでしょうか?クッキーを題材に文ストを作りたかったんです!めろ。さんの作品はいつに増してもいいものです♪(言葉の使い方怪しいので長文失礼しました。) (2023年2月19日 23時) (レス) @page1 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 続き待ってます!✨ 面白いです! (2023年2月17日 21時) (レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めろ。 | 作成日時:2022年9月24日 18時