【歌い手】人魚姫は吸血鬼に愛される【男主】

白蛇の目線 ページ29

「Aから姐さんの匂いがする……」
「あ、ほんとだ」

嫁達で出かけてるっては聞いたけど、朱夏さんの所に行ってるなんて。旦那としては嫉妬してしまう。俺達には頼ってくれないのかな、って。

「A、どこ行ってたのかな？」
「ちょっと！嫁会議だったから旦那には内緒……はにゃあぁぁ」

おい、全部言わせてやれよ歌詞太郎。天月が蕩けてるぞ。
蕩けた天月を尻目に、まふが威圧感たっぷりにAに向き直る。

「後でたっぷり聞くからね？A」



「はい、じゃあ何しに行ってた？」
[旦那さんの匂いがするもの、僕だけ持ってないの、相談しにいったの。]
「あ……」

嫁は立場が弱い。旦那への嫉みを貰ったり、利用されたりする。事実Aは俺達のファンクラブに嫉まれてるから、うしさせと一緒に行動するように言ってる。

「ごめん……旦那さん、気が回らなかった」
[お兄ちゃん達は、学年も違うから、仕方ないかなって。]

嫁に気を遣わせてしまった……Aは無条件に相手の顔色をうかがってしまうから、それがストレスになってないか、なんて理解してあげられなかった。

「うーん……でもそうなると難しいよなぁ。匂い付けときたいけど……あ」
「え？」
「いっぱいえっちして、匂いつけてあげる。一緒の布団で寝て、嫌がっても拒んでもいっぱい匂いつけてあげる」
「おぉぅ……」



「うわぁ……A、痛くない？」
[ちょっとだけ。]
「旦那さんったら、えっちー」

痕つけまくったらいいかなーって、同じ事考えてた。翌日に嫁達にめっちゃ非難された。





「うしさせ×不見海君」読みたい読者様、いらっしゃいます……？読み切り(もしくは番外編)で更新しようと思ってるんですけど……。
んなもん書く暇あったらこっち更新しろや！ですよね。はい。

ご報告by作者　本編じゃないよ！！＋7／1追記→←小休止　ちょっと２８２８してください ぱーと２by作者

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