【歌い手】人魚姫は吸血鬼に愛される【男主】

獏の目線　もの凄く書きたくなった1年組リバ　※ ページ23

「そいじゃ、留守番よろしゅうな」
「良い子にしててな〜！」

ドアの閉まる音がして、一気にシンとしてしまうリビング。

「んっ……ぐ、ふ、ぅぅ……ぁ！」

おるんやろ？うらた君。見てるんやろ？
無様に恥ずかしいトコロ晒して、おもちゃでヨガってるの、見えてるんやろ？

「っん……」

センラに使おうと思ってたおもちゃを押収されて、俺が使って欲しいと思ったのか、リビングに連れて行かれて有無を言わさず下着ごと脱がされて、椅子の上に体育座りから膝割られて、閉じんよう固定されて、べとべとにしたおもちゃ突っ込まれて、目隠しされて、タオル噛まされて。

(「志麻君は一番感じるの口の中やんなぁ？」)

舌の上にローターくっつけられて、だらしなくコードを口から垂らしてるの。
中途半端なトコロまで突っ込まれたおもちゃがもどかしくって腰が揺れてしまう。ダメだって分かってるのに、欲しくなってしまう。



「……っふ、あ、！？」

…………やってもた。
少しだけ動いたつもりだったのに、中途半端にしか入ってなかったおもちゃは床に粘着質な音と共に落ちた。

(怒られる……！！)



「あーぁ？志麻君ってば。落としたらあかん、ゆぅたでしょ？」

笑い混じりに聞こえた、センラの声。

「ねぇ？なんでこっち見んの？聞こえてるやろ？」

わざと、わざと耳元で喋ってる！！
イくこともできなかったから、ちょっと吐息が触れられただけでビクビクしてしまう。シてもらえる、って期待してしまう。

「約束守れんかった子には、オ・シ・オ・キ、に決まってるやん」

くすくすと笑うセンラの声が、いつもに増して絶望的に聞こえた。

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