人間なのに、首を切られた

13.おふろとゆあみ ページ13

*




「伊之助さん。この方は隊員ではありません。


突っかからないで下さい！」




炭治郎「あ、アオイさん！

って、Aは隊員じゃないんですか？」



あおいさんっていうんだ


確かに瞳の色が青い色をしている



アオイ「えぇ。不手際で怪我をさせてしまったので

ここで回復してもらっているんです。


あなたのお名前はAさん、であっていますか。」



うなずくと、では行きましょう、と言ってまた歩き出した。



またねぇ、Aちゃ〜ん!!と後ろから聞こえたけど


何と返せばいいか分からなかった。






アオイ「傷は塞がっていますね。」


そう言うと、その人は首に巻かれていたものを取った。



アオイ「Aさん、二日間眠りっぱなしでしたし


まずはお風呂に入ってください。案内します。」



A「お、ふろ…」


アオイ「湯浴みです。」

A「ゆあみ、」



「お風呂知らないんですか!?」



小さな女の子が３人ほど出てきた。


皆小さいから着物の下から覗かれて、目が合う。


勢いに押されて、何か言わなくてはと思った。



A「体、を洗ったことは、あります。川に入って、」


「えぇ!?冷たくないですか？」

A「冷たい、けど、水は冷たいものだから」




部屋が静かになった。




*

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