野良犬の群れの紅一点はAぇ女?! (ページ45)

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そんな風に感じていると、ふと文房具屋兼雑貨屋みたいなお店が目に留まった

そういえば、ブックカバーが欲しいんだと最近話していた事を思い出して、2人でそのお店に入った

あ、これAちゃんぽいな

一目見てそう感じたブックカバーと栞をレジに持っていって、プレゼント用に包んでもらって

Aちゃんも何やら買ったようで、俺は彼女より少し早く終わったから、外で待っているとすぐに彼女も出てきて

そこからまた少しブラブラして、そろそろ現場に向かうかと駅に向かっている途中の信号待ち

なんでか分からないけど、渡すなら今だなと思って、彼女へおずおずと先程ラッピングして貰った物を差し出した

彼女は驚いた顔をして、カバンを漁ったと思ったら手には同じようにラッピングされたプレゼントが

お互い驚きながらプレゼントを交換した

なんでプレゼントをくれたのか聞くと

『なんか今日のこの時間で仲良くなれたような気がしたら、あのお店で大晴くんだ！って感じた物があったから、お近付きの印にと思って...』

と話してくれた

自分も同じことを思っていたからなんだかくすぐったくて

でも、このプレゼントは一生大切にしようと決めた

これが、俺が君を女の子として意識した日の出来事

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