面倒くさがりの俺と天然気質の彼女

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飲み会後また少しフラフラするふぅちゃんを送ってくのは一緒に居たいだけの言い訳だ。酔い醒ましに歩く？って少し散歩。これも一緒に居たいだけの言い訳。


『また酔っちゃってごめんなさい...』

ト｢全然いいよ？むしろ前はちゃんと言わなくてごめんなって感じ笑｣

『ほんと...自分の妄想だと思ってて...』


妄想で俺が出てくんのめっちゃ嬉しいんだが？いやいや、期待すんな...


ト｢全然平気、家に上がっちゃってごめんね？笑｣

『私がわがまま言ったからですよね？すみません...』

ト｢心配だったしいいの！謝んないで？笑｣

『今度はちゃんと私がシラフの時に来て下さい！』

ト｢え？また行っていいの？笑｣

『...はっ！いや！家に連れ込もうとしてる訳じゃなくて！おもてなし出来てなかったですし！いや、シラフの時でもおもてなし出来るかって言われると出来ないんですけど...うう...ごめんなさい...』


焦った時のマシンガントークでわたわたしてるのが可愛いです。ありがとうございます。


ト｢じゃあ次はふぅちゃんのチャンネルでコラボだな｣

『...動画じゃなくてもお話したいです』


...射抜かれました。あーめっちゃやだ...他の男にもこんなこと言ってるって思ったらめっちゃやだなぁ...


ト｢...じゃあプライベートで｣

『...トミーさん迷惑じゃないですか？私...と仲良いって言われるの...』

ト｢え？めっちゃ嬉しいよ？なんで？｣

『トミーさんと仲良くしたいです...だから迷惑かけたくなくて...』

ト｢もう仲良しでしょ？｣


俺の一言で花が咲いたように顔が綻びふにゃっと笑顔を見せる彼女はやっぱり文字通りに女神。てか、仲良くしたいとかそーゆーの...ほんとずるい。


『へへっ、仲良し...嬉しいなぁ...』


あーもう...可愛い顔すんなやぁ...


『カンタさんの彼女さんはどんな方ですか？』

ト｢えー？どんな奴だろ...不器用？｣

『不器用...』

ト｢家事できないとかじゃなくて損する生き方してると言うか...いい所いっぱいあるのに表に出すの恥ずかしがるというか...｣

『...大事ですか？』

ト｢大事...んー、大事だな。他の後輩と同じくらい大事。でも俺の役目はもう終わったっつーか、カンタが後はやってくれるからさ、妹が相方落としたみたいな気分かな？笑｣

『女性と一緒に住んでて平気なんですか？』

ト｢あいつのこと女性だって思った事ないもん笑｣


こういう時俺は目敏くほっとした顔とかに気付くのやだわ。そんなん...期待すんだろ...

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