面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 3

いじわる ﾘｸ ページ8

チーちゃんとカンタさんの結婚式準備が着々と進むにつれて私が彼らのシェアハウスにお邪魔する頻度は上がり、ともくんに会える時間も増えた。お互いの家にお互いの私物が増えて何もかも二人分ある事が嬉しくてたまらない。

今日もシェアハウスにお邪魔してリビングでともくんの隣に腰掛けて編集してた。


『ぐううう...』

ト｢何唸ってんの笑｣

『編集上手く行かない』

ト｢ふーん？俺にくっついてみる？｣

『ほぁ！？』

ト｢なに｣


意地悪な顔して余裕そうに揶揄うともくんは、私よりも編集が遅い。


『別にくっついてあげてもいいですけど』

ト｢いひひっ、じゃあ1時間の注文でお願いしまーす｣

『しょうがないですねぇ...』


しょうがないとか言いながら隙間なくピタッと彼にくっつくとあちぃーなぁなんて文句を吐き出す。


『呼んだくせに文句言うともくん逮捕！』

ト｢あー逮捕されたらどうなりますぅ？｣

『今日はふぅを甘やかさないといけないの刑！』

ト｢なるほどね？何して欲しいか教えて？｣

『ぎゅーして』

ト｢はい、ぎゅー｣

『次はよしよし』

ト｢よしよし｣

『それでちゅーしてもらってぇ〜』


調子に乗って注文してたらともくんは耐えきれなくなったように大爆笑し始めた。


『なんで笑うの！！』

ト｢いや、キイチとPさんが入るタイミング逃してるの可哀想！いひひ〜っ！笑｣

『ひょあっ！？い、いつから居た！？』

P｢あー、別にくっついてあげてもいいですけどから笑｣

『うう...全部見られてた...』

ト｢あはははっ！ひー！面白すぎぃ〜！全然気付かんのやばぁ〜！｣

『なんでともくん教えてくんないの！！！』

ト｢どこまで気づかんのか気になったわ笑｣

『もぉ...恥ずかしい...』


顔を隠すと大きな手が頭にぽんと乗っかる


『子供扱いすなぁ！！！』

ト｢彼女扱いです｣

『なぁ！？なんでかっこいいこと言うの全く！怒るよ！』

ト｢怒ってんじゃん笑｣

『やだー！Pさんともくんが虐める！！』

P｢仲良さそうで良かったよ笑｣

『ねぇ！？Pさん全然話聞いてない！！』

ト｢いひひひ〜もぉ腹痛てぇ〜！笑｣

『キイチくんも教えてよ！』

キ｢俺富永さんの邪魔できないっす笑｣

『もぉーー！！！意地悪！ばかぁ！！』

ト｢嫌い？笑｣

『っ、好きですぅ！』

ト｢ん、俺も〜｣


何事も無かったかのように編集を再開するともくんにキョトン。ほんと意地悪なことばっかするんだから！！

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