面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 3

GRWM！ ページ47

『おっはー！ふぅだよ〜！今、時間が17時なんだけど...今からみきさんとかいちゃんカップルとご飯に行く事になってて、準備するから皆も一緒にしよ〜？って動画です！』


撮影部屋で準備しながら雑談する動画をあげようと撮影を始めるとともくんが扉から顔を覗かせた。


『あ！』

ト｢今動画中？後にする？｣

『ともくんの仕事あるからこっち来て！』

ト｢なに？笑｣


カメラに挨拶してるともくんを私の隣に座らせてお化粧を始めた。


ト｢俺の仕事は？｣

『準備してる私とお喋りする仕事』

ト｢天職じゃん｣

『へへ、ダメだよ？ブラック企業だから。』

ト｢雇い主が女神だったらホワイトだろ｣

『ねぇ！？また女神とかいう！ふぅ！！』

ト｢はいはい、怒っちゃって可愛い。｣

『またすぐそうやってふぅが幸せになる言葉を選ぶでしょ？好きです！』

ト｢ああ、ありがとうございます...｣


ほんのり照れてるともくんは置いといてカラコンを付ける。今日はうっすらピンクのカラコン。


『髪の毛染めてからピンク色のメイクいっぱいするようになって、好きな色に染まってて嬉しい〜！』

ト｢目になんか入ってんじゃん！？怖っ！｣

『コンタクトとあんま変わんないから笑』


続けてベースメイクに、アイメイクまで始めちゃいます


『新しく買ったピンクのアイシャドウなんだけど、見てこれほんとに美味しそうな色だと思わない？可愛い...』

ト｢ふぅはその色を美味しいと認識すんの？価値観の違いだわ。｣

『え？可愛くてお腹いっぱいじゃない？』

ト｢俺がふぅ見て思ってる気持ちと一緒ってこと？｣

『こういう時の言い返し方チーちゃんに聞きました！』

ト｢ほぉ？教えて？｣

『そんな口説かれてももう大好きなんで結構です！』

ト｢はぁ...可愛いなぁ...｣


項垂れるともくんが可愛くて肩でつんつんしてみる。


『あ！そう！最近ちょっと痩せました！どう？分かるかな？』

ト｢めっちゃ痩せたと思う｣

『ここに来てからご飯が美味しくてさぁ...一時期すごく太ったんだけど、ヘルシーご飯を作って貰って順調に痩せてきたの！』

ト｢なんでそんな頑張ってんの？もう可愛いよ？｣

『痩せたらともくんがデート連れてってくれる』

ト｢...したわ〜！その約束！覚えてんの？可愛いー！｣

＿

▽ふぅちゃんねるに出てるトミーは水溜りボンドのツッコミの人とは思えない


▽デート行きたさに痩せるふぅ可愛すぎ


▽富永場所変われ


▽全然うざくないカップルに認定

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