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Aside
『……っ』
振り向いちゃいけない、わかってるけど……
懐かしいあなたの私を呼ぶ声に
振り向かずにはいられなかった
貴久「あの……さ、」
手越「まっすー!!!遅いよ!早く……
………………あ、ごめん、」
貴久「手越……」
小山「まっすー!!!次収録だよ〜?」
手越さんに続いて小山さんも部屋に入ってくる。
貴久「あ、そうだった。」
行っちゃうの……??
貴久「また今度な。」
私の耳元でボソッと呟いた言葉は
瞬時に私の脳内が記憶した。
また……今度……
今度って、いつ??
そう聞こうと、貴久の方を向いたら……
あれ?いない。
もう、行っちゃったんだ……
貴久が私の名前を読んでくれた。
それだけで胸が高ぶる。
けど……
やっぱり、ちょっとはお話したかったな。
『ハァ……』
私以外誰もいない部屋に私のため息だけが響く。
でも、しょうがないよね。
貴久だって仕事がある。
その仕事の為に、私達は
別れることを決意したんだから。
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