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*18 ページ20
Aside
あれから始まった打ち合わせ。
たくさんのスタッフに囲まれ、熱心に話を聞く。
……つもりだった。
もう、貴久の事を意識しちゃって仕事に集中できない。
貴久とは少し離れた場所に座りながら、
ぼんやりと貴久を見つめていると
貴久と目が合った。
あわてて逸らす。
いけない、私。
これ、ただの気持ち悪い女じゃん。
ダメだダメだ。仕事に集中……集中……しゅうちゅ……
「……A」
あの時の声がフラッシュバックする。
今まではみんなに向けていたあの声が
私に向けられていた。
あの頃とは違う、優しい声。
(あぁぁぁぁ!もう!!!)
私は頭をぶんぶん振る。
岬「ちょっとA!どした?笑」(コソッ
岬笑ってるし。
『な、なんにもない。気にしないで。』
岬「まさか……なんか進展でもあったの『うっ』」
岬の話の途中で吹き出してしまった。
岬もめっちゃびっくりしてる。
『い、いまはそれ聞かないで。』
岬「わ、わかった。なんかごめん」
いや、なんで岬が謝るの笑
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