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14□人気者の君に妬く2 ページ23

わかった。じゃあこうする。

そう言った彼は、私の頬に軽くキスをした。

女子の悲痛な叫びがコートに響く
男子はヒューヒューなんて茶化すばかりで

祐希はじっと私を見つめて、私はそんな彼から目が離せない








「Aに冷たくされるのは嫌だ」

「なんで、」

「あの女子たちがいるからでしょ?Aが俺に冷たいの」







だったら、見せびらかせばいい。

そう言った彼は笑みを浮かべてて

近くにいた女子の1人が走って体育館から出ていくのが、祐希越しの視界に入る







「だからって、そんなこと。ただの幼なじみじゃん」

「俺にとっては違うけど」

「え?」

「幼なじみってだけで、Aの側にいるわけじゃないから。俺、Aのことずっと好きだよ?もちろん、異性として」







そう言った彼の頬や耳が少し赤くなる
周りのチヤホヤする声と、彼のファンである女の子たちの叫びで騒がしい
ただ、それでも祐希の声だけはしっかりと聞こえる






「俺と、幼なじみは卒業してほしい」

「え、」

「恋人として、これからはずっと一緒にいてくれない?」







まるで公開プロポーズだ
恥ずかしがり屋な彼がこんなことするなんて

ただ、あまりにもまっすぐな眼で見つめる彼に私の首は縦に動いた
すぐにまた彼の可愛らしい笑顔が私のぼやける視界に入る







「ちょっと、泣かないでよ」

「だって、」

「喜んでくれたなら嬉しいけど」







彼の大きな手が私の頭の上に乗っかって、くしゃっと髪を触られた







「好きだよ、A」

「…馬鹿」

「え、」

「私のほうがずっと好きだったのに、ずるい」

「告白って男からするものでしょ」





そう言って彼はまた笑う

今日で、幼なじみは終わり
今日からはまた、恋人として宜しくね





人気者の君に妬く









ただ少し強引な、いしかわさんが書きたかっただけです


title.恋したくなるお題

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noranekosan(プロフ) - リリさん» リリさんはじめまして。ありがとうございます!私もリリさんのお話読ませて頂いてたので嬉しいです。゚(っ゚´ω` ゚c)゚。今後も頑張って書いていくので、是非とも見ていってください!! (2019年11月12日 22時) (レス) id: e3a91e1b0b (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。のらねこさん(とお呼びしていいのでしょうか?)の書かれるお話どれも素敵なので、これからも楽しみにしています(*´˘`*) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 3f90fe2b5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:as | 作成日時:2019年11月2日 2時

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