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次の日、
朝のHRを終えて俺はいつもの山形と瀬見で俺の机に集まって話していた
「あ、そういえばAはバイト順調なわけ?」
「ばっ、小さい声で話せよ」
「いいだろ別に、若利いないし」
え、なんでこの二人俺がバイトする理由が若利だって知ってんの
すると山形は俺の言いたいことがわかったのか呆れた顔で言う
「お前が何か頑張る時は大体が若利だろ」
「そうそう、Aは若利大好きだもんなー」
いやなになになになに、二人してさ
いじめですか、新世紀新手のいじめですか
大好きっつったって別にそういうつもりで一緒にいるわけではない
なんか、気付けば隣に居るみたいな存在だから居なくなったら困るわけでもない
「お互いなんか素直じゃないよなー」
「いや、若利はかなり素直だぞ」
「あ、確かに」
「君ら一回黙ろうか」
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【天童覚side】
お昼休み、生徒達が待ちに待ったご飯の時間だ
若利くんと獅音くんと俺は残りの三人を待つためクラス前の廊下で話しながら待っていた
そして自然的なのかわからないがAくんの話しになる、一つ言うがこの話しになった元々の発端は若利くんでゲス
「へぇー、Aくんって水泳はできないんだー」
「ああ、カナヅチだ」
「意外だな」
あの運動神経抜群で容姿端麗、成績は普通だがそこら辺の人よりは恵まれたものを持っている
そんな彼の弱点はいくつか知っているがまた一つこれで弱味を握れた
心の中でガッツポーズをしていると
「…たまに、Aが大人びて見えるんだ」
若利くんが突然言う、え、大人びてる?あの身長だよ??
獅音くんは「どうしてだ?」と聞く
「何というのか、ずっと昔から何かを見てきた、そんな顔をする時がある」
「…んー、あまりパッとしない言い方だね」
「そうだろうか、でも俺はそんなAを見ていると」
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「不安になる」
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若利くんは小さい子供がよくする"愛おしいものが壊れてしまった"ような顔をする
それほどAくんが大切なのか、
そう思いながらこちらへ向かってくるAくんを見つめる
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「…この幼馴染み達は、よく分かんないなあ」
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覇月@ILOVE 青峰&リクオ(プロフ) - 頑張ってください!!応援してます!! (2017年4月5日 21時) (レス) id: ce7c31f5ec (このIDを非表示/違反報告)
衣屋 - 牛島若利好きなので嬉しいです!番外編楽しみです! (2017年4月3日 23時) (レス) id: a4f5ca556f (このIDを非表示/違反報告)
琉果 - 番外編楽しみにしてます! (2017年3月31日 10時) (レス) id: 04146746f4 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 番外編読みたいです書いてくださいお願いします (2017年3月30日 19時) (レス) id: b5f3f1aed9 (このIDを非表示/違反報告)
零優 - 番外編を書いて欲しいです!お願いします!! (2017年3月30日 13時) (レス) id: 82ad37b468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:騎虎 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/mkf0gl
作成日時:2017年3月20日 21時