23.Ren ページ23
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いつもの景色が、まるで違って見えるようになった。
蓮「Aさん、今度デートしません？」
「うん、いいよ。どこ行く？」
ドキドキしながら誘うと
にっこり笑ってそう答えてくれる。
“彼氏彼女”になると
こんなにもガードを緩めてくれるものなのか。
蓮「駄菓子屋！俺、駄菓子好きなの。
絶対楽しいよ。」
俺がそう言うと、彼女は顔をクシャッとさせて笑う。
「何それ、目黒君可愛い。」
………可愛いのは、君の方だ。
そんな表情で、細い手脚で
柔らかそうな唇で、むやみに笑わないで。
蓮「ねぇ、俺のことも名前で呼んでよ。」
俺の言葉に、彼女はちょっと困った顔をする。
「えーなんか恥ずかしい……」
蓮「なんで？しょっぴーのことは名前で呼んでたじゃん。」
その言葉に、彼女は一瞬ハッとした顔をする。
………いつも俺は、人のこういう表情の変化に
良くも悪くも気づいてしまう。
「じゃあ………“蓮君”でもいい？」
本当は呼び捨てが良かったけど
まあ、いいか。
それに、彼女にそう呼ばれるのは
なんだか甘ったるくて、心地良かった。
蓮「Aさん。」
「なあに？蓮君。」
彼女は、俺が名前を呼んで欲しくて声をかけたのを
すぐにちゃんと理解してくれる。
蓮「キスしていい？」
俺の言葉に、顔を真っ赤にする彼女。
歳上だけど、純情で
まだ何にも慣れていなさそうな彼女が
死ぬほど愛おしかった。
「………そんなこと、いちいち聞かないで。」
胸が、締め付けられた。
そんな歪んだ表情で、上目遣いで
俺を見上げてくるなんて
本当は俺にこうされるのを
ずっと望んでいたんじゃないかとさえ思ってしまう。
“いいよ”って言われるより、ずっと
俺を受け入れてくれているのが解って
身体中が苦しい。
彼女の左頬と耳に触れると
彼女がビクッと反応したのがわかる。
そのまま、その柔らかい唇にそっと優しく触れて
ちゅ、ちゅ、と何度も短いキスを繰り返す。
その柔らかい感触に
脳が溶けてしまいそうだった。
蓮「………Aさん、顔真っ赤。」
「ばか……見ないで…………」
そう言って、両手で顔を覆ったその細い腕を掴んで
壁に押しつける。
そのまま、今度はもっと激しく
彼女の唇を味わった。
「ね、や……だ、待って………」
蓮「Aさん、その表情、ズルい。」
今にも泣き出しそうな表情で
甘さを含んだ声でそんなことを言われても
止められるはずがなかった。
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恋那(プロフ) - サラさん» リバイブ今でもほんと1番大好きでたまに読み返しては泣いてます（ ; ; ）笑サラさん紫耀くんのイメージだったのでしょっぴーびっくりしました！笑そう言っていただけて嬉しいです(>_<)これからも楽しみにしてます♡ (2021年11月14日 1時) (
レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃんがコメントくれたから、久しぶりに私も懐かしくなって昔の作品読み返したりしたよ笑。しょっぴー好きなんだね♡れなちゃんがコメントくれたから、また更新する気が湧いてきたよ(>_<)ありがとね (2021年11月10日 11時) (レス) @page46 id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - サラさん» あのれなです(＞＜)数年前から渡辺翔太くん推してて久々に占ツク開いたらサラさんが渡辺翔太のお話書いててひとりで嬉しくなりました(＞＜)未だによく読み返すくらいどの作品も大好きです☺︎♡ (2021年11月2日 2時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃん、、？あのれなちゃんかな（ ; ; ）コメントありがとう！人違いだったらどうしようと怯えてます笑。ブリュレ読んでくれてるんだね、ありがとうー(＞＜) (2021年11月1日 23時) (レス) id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - こんにちわ☺︎覚えてないかもしれませんがお久しぶりです！！reviveからずっとサラさんの作品が大好きでコメントさせて頂きました。ストーリーもひとりひとりの言葉使いも繊細で見るたびに引き込まれます。これからも楽しみにしてます！☺︎ (2021年11月1日 16時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2021年1月5日 19時
