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蓮side
スタッフa「目黒さん見た？探してんだけど
な…」
スタッフb「いえ、見てないです。一緒に探しま
す」
なんて声が外から聞こえてきた。
『探してるよ、行きな。』
『これからもずっと応援してる。
ご飯食べて、しっかり寝て元気にしててね。
蓮には沢山のファンがついてるから。
じゃあ、またね。
大好きだったよ。』
Aはそんな事を言った。
蓮「ありがと。じゃあな。」
としか言えない俺は本当に馬鹿だ。
ｶﾞﾁｬ
……………自販機行こ。今は誰とも顔を合わせたくない。
「はぁ……」
Aが言った、
゛大好きだったよ。゛
の一言が耳から離れない。
「だったよ。か…………」
だった、という言葉が俺の心を苦しめる。
俺、本当に馬鹿だ。
もしも一度だけ時間を巻き戻せるなら、迷わず
あの日……俺が別れを告げた日に戻る。
今頃Aが寄り添ってくれてたら、俺はどんな感じだっただろう。
幸せだったんだろうな…
別れるにしても、あんなヒドイ言い方をしなければ……
と、自分を攻める事しか出来ない。
「はぁ……………」
スタッフ「目黒さん、こんな所にいたんです
か。皆さん探してますよ。行きましょう」
「すいません…」
ｶﾞﾁｬ
深「お、目黒。お前さぁ、どこに居たの？」
岩「急に楽屋から飛び出してったから、びびったよ笑」
「すいません、ちょっと自販機の方行ってました」
佐「楽屋に飲み物あるじゃ〜ん笑」
向「タクマくん！こっち来て！」
渡「また変な事やんなよ笑」
…何とか誤魔化せたけど、数人は気づいてるだろうな。俺が暗い事。
阿「目黒、ちょっと来て。」
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作者名：Mearu | 作成日時：2020年7月3日 12時
