FILE282:初めまして ページ40
『えっと…病室は…』
「こっちだよ」
『え?あ、うん』
コナンくんが病室を教えてくれ、赤井秀一と書かれたネームプレートが見えた。そこに降谷零の文字と江戸川コナンの文字も見えた。
『え!?ま、待ってコナンくんもこの病室なの!?』
「う、うん」
なるほど…だから安室さんが入院してる事も赤井さんが偽名で入院してない事も分かったのか…。
『…え?てか、ちょっと待って?降谷って事は安室さん居るんだよね!?それちょっと不味くない?本名バレちゃいけないんじゃ…』
「それは問題ないんじゃない?それより、早く入って赤井さんに会って来なよ。こっちの声、中から聞こえてる筈だし」
『え!?嘘!』
コナンくんとの会話筒抜けだった!?
『う…緊張して来た…』
「ほら、早く入りなよー」
『ま、待って心の準備させ』
言い終わる前にコナンくんがコンコンと扉をノックした。
『ちょっ!?待ってって言ったのに!』
「どうぞ」
うわっ!赤井さんの声だ!ヤバイ…。
ガララと扉を開けると赤井さんと安室さんがそれぞれベッドにいた。
『あ、赤井…さん』
や、やばい…不謹慎だけど病院着の赤井さん弱ってる感じでなんか…いい。めっちゃかっこいい。
「フッ…いつまでそこにいる気だ。早くこっちに来てくれ」
『は、はいっ!』
「待たせてすまなかったな。ようやく片が付いたんだ」
『うん…本当に生きてて良かった…』
「ああ…」
感傷に浸っていると隣から咳払いが聞こえた。
「あーあ、焼いちゃいますねー。僕空気じゃないですか」
『あっ』
や、ヤバイ!本当に忘れてた!
「まあ別に構わないんですけどね」
『あ、安室さん…その、ごめんなさい』
「いえいえ、気にしないで下さい。それより、もう安室じゃないですよ」
『え?』
それは一体どうゆう…?
「貴女は知っていたと思いますが、今まで騙すような形になってすみません。改めて、"初めまして"」
「警察庁警備局警備企画課所属の降谷零だ。よろしく」
そう言って安…降谷さんは右手を差し出してきた。
『あ、はい。こちらこそよろしくお願いします…』
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もちもちアイスクリーム(プロフ) - え、めっちゃ最高でした!! (4月8日 12時) (レス) @page50 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - karionさん» コメントありがとうございます(^。^)次回作は安室さんです!いろんな案が出過ぎているので悩み中…。割とキャラが病んでる描写が好きなのでキャラ崩壊ありかもです。 (5月11日 6時) (レス) id: bce4419484 (このIDを非表示/違反報告)
karion(プロフ) - 面白かったです!自分飽きるのが早いので最後まで読むことが少ないんですけど久しぶりに最後まで楽しく読む事が出来ました!次回作も楽しみです‼︎ (4月30日 13時) (レス) @page49 id: d59aca9a13 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - えくれあさん» ありがとうございます!最終回の終わり方は一話の時から決めてたのでやっとって感じです!次回作も頑張ります! (2022年5月1日 12時) (レス) id: 9f82d8cbd4 (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - 最後の終わり方いいですね〜!完結お疲れ様でした!次回作も頑張ってください、応援してます!ワクワクです笑 (2022年5月1日 0時) (レス) @page50 id: 1e601cb38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみ太郎 | 作成日時:2022年3月14日 14時