FILE254:動機 ページ12
「う、動くな!お、俺は爆弾を持っている!ちょっとでも許可無く動いたらこの店諸共爆発させるぞ!」
「きゃーー!!」
「うわぁ!?爆弾!?」
さっきのフラグの所為なのか、やはり平穏な日常はそう長くは続かなかった様だ。
萩原さんが「おいおい、マジかよ」という顔をし、入って来た犯人を見つめていた。
「お前と、お前。前に出ろ」
「えっ、私ですか…?」
「お、俺ですか?」
すると犯人の男が持っていた鞄からガムテープと縄を取り出した。
「これで周りの奴等の口と手を縛れ、手は後ろ手でな」
「は、はいっ…」
「分かりました…」
指示された人質の人はポアロの中に居た人達を順番に縛って回っていた。
「そう言えばこの中に警察いるよな?三人にくらいか?そいつ等は動けねぇ様に個別で縛った後に三人まとめて縛っとけ」
「「「!!?」」」
こ、コナンくん!これは不味いんじゃ…!
私はもう口と手が塞がってるので、コナンくんにアイコンタクトを送った。
コナンくんも既に後ろ手で縛られているらしく麻酔銃は打てなさそうだ。
「…お前、何が目的なんだ。金目的じゃねぇよな」
伊達さんがまだ塞がれていない口で犯人に言った。
「ああ、そうだ。金が目的じゃ無い。俺はこの店が大嫌いなんだよ!」
「大嫌い?なんでだ」
「っ…この場所で彼女にフラれたんだよ!好きな男が出来たから別れてくれってな!」
え、それだけ…?それだけで爆弾持って来たの?この店関係なく無い?
「それじゃあこの店は関係ないじゃ無いか」
いや本当だよ。
「うるさい!おい、早く口を塞げ!」
「は、はいっ!ご、ごめんなさい…」
その人はガムテープを千切ると伊達さんに謝りながら口に貼った。
どうしよう…。この中であの犯人を制圧出来る人今の所コナンくんしか…。
幸い、足は縛られてないので蹴る物さえあればコナンくんは動けるのだが生憎蹴るものが無さそうだ。
「おい!そこの女!こっち来い!」
コナンくん早くしないと人質が出来ちゃう!
「来いって言ってるのが聞こえないのか!?」
男はこちらに歩み寄って来ていた。
え、待って私だったの!?
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もちもちアイスクリーム(プロフ) - え、めっちゃ最高でした!! (4月8日 12時) (レス) @page50 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - karionさん» コメントありがとうございます(^。^)次回作は安室さんです!いろんな案が出過ぎているので悩み中…。割とキャラが病んでる描写が好きなのでキャラ崩壊ありかもです。 (5月11日 6時) (レス) id: bce4419484 (このIDを非表示/違反報告)
karion(プロフ) - 面白かったです!自分飽きるのが早いので最後まで読むことが少ないんですけど久しぶりに最後まで楽しく読む事が出来ました!次回作も楽しみです‼︎ (4月30日 13時) (レス) @page49 id: d59aca9a13 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - えくれあさん» ありがとうございます!最終回の終わり方は一話の時から決めてたのでやっとって感じです!次回作も頑張ります! (2022年5月1日 12時) (レス) id: 9f82d8cbd4 (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - 最後の終わり方いいですね〜!完結お疲れ様でした!次回作も頑張ってください、応援してます!ワクワクです笑 (2022年5月1日 0時) (レス) @page50 id: 1e601cb38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみ太郎 | 作成日時:2022年3月14日 14時