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FILE190:風邪薬 ページ46

『うぅ…』



駄目だ。頭が痛過ぎて食事どころじゃない。
ピンポーン



『あ…』


阿笠博士かな。来るって言ってたし。
ガチャ
あ、入って来た


「おーい!Aくん!体調は大丈夫か?昴くんから聞いたぞ」


『あはは、頭痛いですね』


「ご飯は食べれたかの?」


『少し…』


「そうか…ホレ頭痛薬持って来たからそれを飲んだらしばらく寝てた方がいい」


『わざわざありがとうございます』



私は阿笠博士から渡された薬を飲んだ。



「部屋まで付き添うぞい」


『あ、いえ大丈夫ですよ…痛っ!』



突如としてまたあの頭の痛みが襲ってきてよろけてしまった。



「だ、大丈夫か!?」


阿笠博士が咄嗟に私の身体を支えてくれた。


「熱い…!ちょっと失礼」



阿笠博士が私のおでこに手を当てるとやっぱり…!と言った。



「Aくん熱があるぞ!早く寝ないといかん!」


『え、熱…?』


そういえば朝から身体がだるかった様な…。


「取り敢えずAくんの部屋じゃ!」






















あの後阿笠博士は私をベッドに寝かせると大慌てで自宅に戻って薬を取ってきてくれた。



「ホレ!風邪薬じゃ!」


『ありがとう…ございます…』


薬を飲むとタイミングよく体温計が鳴った。

ピピッ

脇に挟んでた体温計を博士に渡す。


「38.7度か…熱が高いな、取り敢えず寝るんじゃ」


『はい…ありがとうございます…』


「なに気にしなくても大丈夫だぞい」


「それじゃあ一旦ワシは戻るが、昼にもう一度くるからの」


『はい…ありがとうございます』


「しっかり休んでるんじゃよ」


『はい…』



阿笠博士が出て行き寝ようと寝返りを打った。

ドクンッ!


『うっ!?』





熱い…!身体が溶けてるみたい…!
そして私はそのまま眠ってしまった。

FILE191:色々足りない→←FILE189:頭痛



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なみ太郎(プロフ) - みおみおさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年12月27日 19時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
みおみお(プロフ) - この作品を読んでて凄く楽しいです‼︎ これからも更新頑張ってください( ◠‿◠ ) 応援してます! (2021年12月27日 16時) (レス) @page34 id: 96379735bf (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - 夜野月さん» コメントありがとうございます!はい!無理なく頑張りますね! (2021年12月7日 4時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)
夜野月(プロフ) - 楽しすぎて一気見してしまいました!この世界に行けたら楽しそう〜。無理なく投稿頑張ってくださいね! (2021年12月7日 0時) (レス) id: b37fe5bf02 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - ゆうみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年12月6日 22時) (レス) id: 25695a5dd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみ太郎 x他1人 | 作成日時:2021年11月25日 0時

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