この世界の人達は強引すぎる4【名探偵コナン】

FILE156：阻止 ページ12

あーやばい。ハニトラとはいえ、安室さんに告白されてしまった…。平静を保ってるけど心臓バクバクしてる…聞こえてないよね？



「Aさん」



車が信号で捕まり、安室さんの手が私の手をやんわりと握ってくる。


『あ、あの？安室さん？どうして手なんか…』


やばいやばい！ドキドキしてんのバレるんじゃない！？脈測るみたいに手添えられてるし！


「脈が速いですね…もしかして意識してくれてます？」


『そ、そりゃあ…』


「ふふ、そうですか」



ひぃ〜！！？明らかにバーボンの顔じゃん！ハニトラする時の顔してるぅうう！



『あ、あむ、安室さん！？ほ、ほら！前向かないと危ないですよ！？』


やばいテンパリすぎて噛みまくってる！


「安心して下さい。信号はまだ赤なので」


いや！そう言う問題じゃないんですけど！？
そう思っていると後ろからプッ！とクラクションを鳴らされた。


「はは、クラクション鳴らされちゃいましたね」



そう言って私の手をようやく離してくれ、ハンドルを握った。

後ろを振り返ってみると後ろの車は沖矢さんだった。
まじナイス。園子がなんか沖矢さんに言ってるように感じるけど、もちろん何も聞こえない。
取り敢えず頭を下げておいた。





No side

「ちょっとちょっと！安室さんとA良い感じじゃない？手なんか握っちゃってー！！安室さんってば大胆！」


「Aさんも満更じゃなさそうだしね」



プッ！



「ちょ！昴さん！」


「すみません、信号が青に変わったので。あのままずっと止まってるままだと渋滞の元ですから」

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