今日の放課後も保健室の先生と3【桃】

story114 ページ24

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Aside







『はぁー、、』

莉犬「何、また悩んでんの？」

『莉犬くん...』

莉犬「そんなにため息ついてたら幸せ
逃げちゃうよ？」

『あははそうだね、、』

莉犬「...嫌い」

『え？』

莉犬「そうやって無理して笑ってる顔、嫌い」









あぁ莉犬くんもるぅとくんと同じような事

言うんだな。









『そんなに私顔に出てる...？』

莉犬「うん。思いっきり顔に書いてあるね」

『そっかー...』

莉犬「でもね。俺はそれは逆にいい事だと
思ってる。」

『いい事？』

莉犬「うん。いい事。顔に出やすいってことはさ、
つまり表情豊かってことでしょ？

何か嬉しいことがあれば思いっきり喜ぶし、
嫌なことがあればあからさまに不機嫌になるし、
悲しいことがあれば思いっきり泣いて。
何か悩み事があればよくため息ついて。

表情で今ああこの子はこう思ってるんだろうなって
わかるじゃん。

俺は全然感情を表に出さない様な人より、
Aみたいな表情豊かな子の方が好きだな。

それもわざとらしいんじゃなくて、自然な子。
だって一緒にいて楽しいしね(ニコ)」









あぁなんて言葉が真っ直ぐな人なんだろう。









莉犬くんって本当に言葉が真っ直ぐで。


優しくて。


暖かくて。


毎回そういう言葉、聞く度に涙が出そうになる。









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