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・向井目線
『ゴホッ、コホコホ！！』
「___じ！__________康二！！」
ピチャピチャと跳ねる水の音と、俺の名前を呼ぶ声が聞こえてくる
『、めめっ？』
「こ、じっ！」
目の前で ずぶ濡れになりながら涙を浮かべてる めめ
あれ、確か
タイムオーバーになったんに扉が開かんくて、頑張ってたんやけど気絶してもうて…
そんな感じで思い返しておると
「よ、かった…」
ギュウっ、と力一杯に抱きしめられた
めめ、泣いとる…
『ご、めん』
「康二は悪くないでしょ」
『なんとな、く…？』
身動きが取りにくい中、背中に手を回すと
肩越しに見えたメンバーが見えた
『みんな、ずぶ濡れやん』
「扉が開いた瞬間、まず先に大洪水だったからね」
答えてくれたのは舘、他のみんなは泣いてて話せそうにあらへん
スタッフさんも疲れ果てたり、安心した様に膝から崩れ落ちとる
心配かけて申し訳ない…
『ほんまに、ありがとうございました！！』
なるべく、全員に聞こえるように大声で感謝を述べる
そいで、目の前のコアラには
『ありがとな、めめ』
「…ん」
2人にしか聞こえないように、耳元で伝えた
「とりあえず、2人とも医務室行きな？」
『めめ、怪我しとるんか！？』
体を引き剥がして、舐め回すように観察すると
赤くて皮がデロデロになってる掌
うわ、テレビやったらモザイク掛けられとるで！？
「大丈夫、全然痛くねーから」
『嘘言うな、行くで！』
「じゃ、乗って」
『はぁ！？』
めめは背中を俺に向けて、膝をついた
おんぶ、するってことか？
『いや、めめ手怪我しとるやん』
「おぶるくらい出来るし」
「乗ってあげなよ」
舘に言われて、渋々言う通りにする
は、恥ずいな…コレ
『めめ、やっぱ降りる』
「ダメ、いなくなんないで」
『え？』
当然、この状況やと顔が見えへん
そやけど、背中で何となく分かってまう
「今、康二のこと触ってないと不安」
感じ取れるのは、失う恐怖
ここまで不安にさせてもうて、ほんまに俺まで苦しくなってまう
“ 大丈夫やで、めめの側におるよ ”
そう伝えたくて
俺は背中に額を当てた
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黄橙兄弟よりの箱推し(プロフ) - 完結おめでとうございます！BLというものにハマったばかりで知らない単語がたくさん出てくる中、勉強しながら読ませていただきました！スメシさんの小説により思いっきりBLへ沼りました…♡笑これからも沢山読ませていただきます！ありがとうございました！ (6月17日 14時) (
レス) @page43 id: e613bd49af (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - あゆさん» コメントありがとうございます。完結できたのは、ご愛読してくださったお陰です。ありがとうございました！めめこじ厨の作者には嬉しすぎるお言葉です！ぜひ、次の機会がありましたら宜しくお願いします！ (2021年3月8日 21時) (レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めめこじが大好きでドキドキしながら拝見してました。次回作もとても楽しみにしています！ (2021年3月8日 14時) (レス) id: 6ef3ec4d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年2月23日 9時
