20話 ページ21
茅野「…皆が澪奈を避けるようになって、澪奈をまるで空気みたいに無視するようになって…
可哀想だった…
けどAはそんな中でも澪奈と話をしたりお弁当を食べたりしてた。
私にはそれが出来なかった…それでAは…」
私と唯月を交互に見るさくら。
言いたいことは大体わかる…
あの時の記憶が鮮明に蘇る。
澪奈ちゃんを見る皆の目
あれにどれだけ怯えたことか
私だって皆がいる前を避けて澪奈ちゃんと話したりしていた。
最低だ、私
諏訪「ちょっと待ってよ!私達は…」
柊「それで茅野、お前はどうした?」
茅野「手紙をもらいました。澪奈から」
手紙って…さっきの、
茅野「”私とさくらは違う。
プロレスネタとか全然分からないし
ずっと合わないと思ってた。
だからもう二度と話しかけないで
さくらとは友達になれない。”
やっぱり私と澪奈じゃ釣り合わないんだって…だから私も避けるようになりました。
澪奈を空気みたいに無視するようになって、最低です…澪奈はそれがきっと辛くて」
宇佐美「何それ、それじゃうちらが自〇の引き金みたいじゃん。
え、何?うちらを主犯にしてぶっぎーに裁いてもらいたいの?」
茅野「そんなつもりじゃ…(宇佐美「大体自分が一番の親友みたいに語っちゃってさぁ、そういうのまじでムカつくんだけど…」…っ、」
そう突っかかってくる香帆にさくらは泣きそうな顔をする。
私は軽く香帆を睨む。
そんなに追い込まなくてもいいじゃん、
諏訪「アンタA以外の皆に何て呼ばれてるか知ってる?〈奴 隷〉だから!
何でも言うこと聞く奴 隷!分かる?誰もアンタの意見なんか求めてない!黙って言うこと聞いてりゃいいんだよ!
Aは優しいからそんな風に呼ばないだろうけどねぇ…けどね!アンタが奴 隷って呼ばれてんの必死に隠してんの、笑っちゃうよね!いい子ぶるのも大概にしたら?A…奴 隷もね!」
キッと私を睨む唯月
もうあの頃のようには戻れないことを痛感する。
柊「ひどいねぇ…」
宇佐美「うっさい!
私は卑怯な真似してまで1位になろうとしたアイツにムカついたから喋りたくなかっただけ。それの何が悪いの?」
香帆の発言に対し皆口々に同調し、澪奈ちゃんを苦しませる言葉を投げ合う。
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玲亜(プロフ) - お久しぶりです!わたしもTVer見て、再熱致しました笑更新応援してます!! (6月15日 7時) (レス) @page28 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夏稀 - とても面白かったです!続きが気になりすぎます!更新頑張ってください! (2019年1月14日 16時) (レス) id: 2c5245a4fc (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いかったです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2019年1月14日 14時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - これからも楽しみにしてます! (2019年1月13日 18時) (レス) id: da8927da21 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても面白いです! (2019年1月13日 18時) (レス) id: da8927da21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めみ。 | 作成日時:2019年1月9日 18時