12話 ページ13
教室に戻ると皆が一斉にこっちをむいた。
甲斐「A、あいつと何してた?」
そう言いそばに駆け寄ってきたのは隼人だった。
『え?…手伝ってただけだけど?』
隼人は少し目を見開いた。
そして私の頭をくしゃくしゃと乱暴に撫でながら
甲斐「お前はお人好しすぎ。心配かけさすんな。」
そう言うと自分の席に戻って行った。
(私ってお人好しなのか…?)
茅野「先生と何もなくてよかったよ。」
『そんな心配してたんだ。別に何も…』
"ない"と言おうとした私の口が固まった。
そう言えば私、先生に抱きしめられたんだ…
その時の先生の匂いと温もりを思い出して頬が熱くなる。
茅野「え!なにかされたの!?」
さくらの驚いた声は大きいから教室中に響いた。
皆がこちらをむいているのを感じる。
『違う違う!何も無い!本当に何も無いから!』
甲斐「どうかしたのか?」
『なにも!さくらが勘違いしただけ、ね?』
余計なこと言わないで〜と言うようにさくらを見る。
隼人にバレたらまずい…
さくらは察したのか
茅野「ごめん。私の勘違いだった。」
どうにかこの場をやり過ごせた。
でも直ぐにさくらに耳元で何があったのか後で教えてね。と小声で言われた。
私はさくらになら話してもいいと思い承諾した。
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玲亜(プロフ) - お久しぶりです!わたしもTVer見て、再熱致しました笑更新応援してます!! (6月15日 7時) (レス) @page28 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夏稀 - とても面白かったです!続きが気になりすぎます!更新頑張ってください! (2019年1月14日 16時) (レス) id: 2c5245a4fc (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いかったです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2019年1月14日 14時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - これからも楽しみにしてます! (2019年1月13日 18時) (レス) id: da8927da21 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても面白いです! (2019年1月13日 18時) (レス) id: da8927da21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めみ。 | 作成日時:2019年1月9日 18時