君との夢の日々。

さようなら。《Noel.T》（※死ネタ注意です）） ページ40

(Aさんとノエルさんは敵同士です。)


『おやおや久しぶりじゃないか、高尾ノエルくん。』


｢……バルバドス・ブッシュ……｣


『そんな顔をしないでくれ、ノエルくん。


君の恋人の皮はとてもフイットしていて心地がいいんだ』


｢君だけは許さないよ、たとえこの身が滅びてもね。｣


『久しぶりの再会なんだよ、もう少し喜んでくれてもいいじゃないか。』


｢喜べるわけないだろ……！！！｣


『そうか……残念だ。』


Xチェンジャーを構え、バルバドスの方に向かうノエル。


ギャングラー体で戦うバルバドスをあと一方まで追い詰めるとちょうど心臓に当たる部分に武器を突きつける。


｢もうおしまいだよ、バルバドス。僕の勝ちだ。｣


息を荒らげながらも、引き金に指をかけるノエルに対し、バルバドスは甲高い声で笑う。


『それはどうだろうね、ノエルくん。』


くるりと回転するとバルバドスの見た目は人間の皮を被った姿へと変わる。


｢……A｣


『さあさあノエルくん、君に撃てるのかい？？君の恋人を！』


迷いのなかったノエルの目は曇り、銃を構えていた腕が少し緩む。

その隙をついたバルバドスはノエルを蹴り飛ばすと武器を奪いそれをノエルに向ける。


『君の負けだよノエルくん。長年の対決もここで終わりだ。君にはAを撃てない。そうだろう。』


バルバドスはニヤリと笑うと撃つ体制に入る。


『さようなら、ノエルくん。』


ﾊﾞﾝｯ!!!!


悲しくこだまする音と共にノエルは生涯を終えた。


『君と戦うのは楽しかったよ。いなくなると寂しいものだね。皮は返してあげよう、君とはもう遊べないのにこの皮を被る意味は無い。』


とだけ告げるバルバドスは、Aの皮をノエルの隣に置き、どこか遠くへと去っていった。



✂--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✂


スズネさん、リクエストありがとうございました！！お答えするのにお時間がかかってしまいすみませんでした。


こんなんで良かったんですかね……それとももっとなんかヤンデレルートみたいなのにするべきだったんですかね……なんか違うと思ったらご指摘くださると嬉しいです。


ちなみにバルバドス・ブッシュというのは個人的に好きなヘビのお名前の1部をお借りしました……笑

心配。《Keiichirou.A》→←ピンチ……？《Kuroto.D》

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