夕日。《Ryuuga.B》 ページ18
(年齢差の続きです……!)
今日も今日とてnascitaに足を踏み入れる。
……つもりだった。
Nascitaに着いてドアに手をかけた瞬間、突然ドアがあき、びっくりした私は尻もちをついた。
なかから怒った顔をした龍我さんが出てくるが尻もちをついた私を見て表情はすぐに変わり謝りながら手を差し伸べてくる。
「わりーな、怪我してねーか?」
『大丈夫ですよ 笑
そんなに怒って、なにかあったんですか……?』
龍我さんの手を取って立ち上がり恐る恐る質問するが龍我さんは少し気まずそうな顔をして目を合わせてくれない。怒鳴り声も聞こえたあたり戦兎さんと喧嘩でもしたのだろう。
『……龍我さん!私ちょっと行きたいところがあるんです!一緒に来てくれませんか??』
このままではだめだなと思い龍我さんの袖をギュッと掴み尋ねる。少し戸惑いながら頷くのをみて龍我さんの手を取り歩き出す。
しばらく歩いていき、海辺に着く。
ちょうど時間はいいくらいで夕日が海に照らされて綺麗に輝いていた。
しばらく見とれていたが歩き始めたときから龍我さんと手を繋いだままだったことに気が付き慌てて手を離す。
『あ、ごめんなさい……!ずっと手繋いでて嫌でしたよね……』
龍我さんからしたら7個も下の私はただ子供と手を繋いでるようなものだろうな……と勝手に落ち込む。
「そんなことねーよ……」
ボソッと呟いた龍我さんはそのままさっき離した私の手を取り自分の方に引き寄せる。その勢いでバランスを少し崩した私は龍我さんの胸の中にすっぽりハマる。
顔が真っ赤になるのを感じてテンパっていると龍我さんはそのまま抱きしめ頭に手を乗せる。
「なあ、A、俺Aのこと好きだ。」
いつになく真面目な声で言う龍我さんに少し体がビクッとなる。頭の中が真っ白でパニックになり、どう反応していいか分からない。
『わ、私も、龍我さんのこと、す、好きです、』
戸惑って喋り方が少しおかしくなる私に龍我さんはフハッと笑う。なんで笑うんですか!!と顔を上げて少しムスッとすると急に真剣な顔になる。
「A。俺と付き合ってくれ。」
真っ直ぐ私の目を見つめてくる龍我さんに心臓はドキドキ言うのをやめてくれない。
『わ、私でいいなら……』
相変わらずしどろもどろな感じで返事をすると嬉しそうな笑顔を浮かべ龍我さんはさらに強く抱きついてくる。
------------- オ マ ケ -------------
『私みたいな7個も下の子供でいいんですか……』
「7個も下だったのかよ!!まあ好きだからいいや←」
115人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - 麦さん» お答えするまで何ヶ月も待たせてしまい、本当に申し訳ありません。こんな私でよければ是非書かせてください。いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。 (2020年4月15日 4時) (レス) id: 44054d4fe5 (このIDを非表示/違反報告)
麦 - 初めまして。いつも読ませていただいてます!リクエスト宜しいでしょうか?滅亡迅雷の滅で激甘をお願いします。夢主は普通の人間という設定で宜しくお願い致します! (2019年11月5日 19時) (レス) id: 4110a8b533 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - ひよりさん» こちらこそリクエストありがとうございました!!そう言っていただけて本当に良かったです……!! (2019年11月5日 1時) (レス) id: 44054d4fe5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - すももさん» わあ、そう言っていただけてとても嬉しいです……!!もちろんです、リクエストありがとうございます……!!! (2019年11月5日 1時) (レス) id: 44054d4fe5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 夢宇さん» お返事が遅くなってしまってすみません、もちろんです!! (2019年11月5日 1時) (レス) id: 44054d4fe5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めい | 作成日時:2019年1月2日 20時