2 ページ2
「彼氏ほしいの？」
『ん〜、いい人がいれば(笑)』
「いた？いい人」
『内緒』
笑って返すと
「可愛いね、Aちゃん」
と彼が言った。
また一瞬固まる。
多分、気づかれないくらい一瞬だけど。
『…やめてよ緊張するから(笑)』
「ふはは、すぐ照れるじゃん(笑)」
早く帰りたいな。笑いすぎてほっぺ攣りそう。
あ、帰りアイス買お。
そんなことを考えながら可愛くいた。
.
いい時間になってお店を出て、
2次会どうする？ってみんな近くのカラオケやらを調べて始めて。
なんて言い訳して帰ろうかなって考えてたらポンポンって肩を叩かれた。
急いで口角を上げる。
「Aちゃん」
『あれ、翔太くん』
「抜けない？」
振り向いたらまさかの翔太くんで驚いた。
え、何で私。
どうしよう。
持ち帰られたくもないけど、2次会にも参加したくない。
少し考えて、途中で急用って帰ればいいかって思って頷いた。
『うん、いいよ』
「え、まじ？」
自分から言ってきたくせに目を見開いて驚く翔太くん。
よくわかんないなこの人。
幹事役みたいな子に何やらアイコンタクトを送って、
「行こ」って歩き出した。
どの道まで行ったら帰ろうかなって考えながら隣を歩く。
「いやAちゃんOKくれると思わなかったな」
『何でよ(笑)』
途中で帰るよって思いながら笑っておく。
みんなの姿が見えなくなったところまで来たら、翔太くんが足を止めた。
「もういいよ、それやめて」
『え？』
「なんていうか、その、つくるやつ」
『……え、何？(笑)』
「それそれそれ！」
とりあえず笑顔をつくったら、嬉しそうに私を指差した。
…え、何。
「ずっと頑張ってたでしょ(笑)」
『…いや、』
「Aちゃんさ、ずっとニコニコしてるけどたまにすげぇ無になる瞬間あるの！」
ははぁ！って豪快な笑い声。
…どうしよう。
ちょっと情報量多すぎてよくわからない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1390人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かな(プロフ) - 一気読みしました!とっても素敵なお話でした！ (2021年11月14日 8時) (
レス) @page33 id: 22fe685296 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ(プロフ) - ところどころ、名前が変換されない所がありました。 (2021年11月13日 21時) (レス) @page34 id: 15fffef845 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 23時
