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駅のすぐそばにあったタピオカ屋は混んでいて、少しだけ並んだ。
『ねえ、タピオカって飲むかな？食べるかな？』
「飲むじゃない？」
『でもタピオカ自体は食べるじゃん』
「じゃあ食べる」
『え、もっと真剣に考えようよ』
「何をよ笑」
そんな事を話してたら順番が来て、2人同じのを注文した。
店内の席に座って食べる。
『ん！』
「美味い？」
『もきゅもきゅしてる！』
「ははっ、そっか」
ふと前に座っているふっかの方を見ると、スマホを見ながらニヤニヤしてた。
不自然なほど垂直に立てられたスマホ。
『…撮ってるよね』
「撮ってねーよ」
『撮ってるよね！』
「撮ってねーって。そんな疑うとエフェクト外すぞ」
『撮ってんじゃん！てか外さないでよ！』
メンションしちゃおーって操作を始めるふっか。
ストーリー上げてくれるんだ。
タピオカ飲みながら喋ってると、
「あれ、ふっか？」
声の方を向くと、背の高い男の子。
うちの制服ではない。
「え、照じゃん！どうしたの？」
「いや普通にタピオカ買いに」
話の途中で目があった。
……すごいな、威圧感が。
何だろう。存在自体が大きい。
『こんにちは』
「あ、どうも。…え、ふっかこの子、」
「あー彼女。A」
「……え！？え、彼女！？聞いてないんだけど！」
「言ってないもん。あA、照。同中なの」
驚いた顔で私を凝視する照くん。
私もびっくりしてる。
何で照くんにまで彼女って言うの？
渡辺くんに勝つためなんだから、学校の人だけの前で言っておけばいいのに。
とりあえず笑って会釈しておいた。
結構な時間私をじーっと見つめた照くんは、突然ひらめいた顔で「あぁ！」と言った。
「ふっかがずっと好きだった子？」
『……え？』
え？
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スノ姫 - 良かったです。素敵でした。感動して泣けて来そうでした。1ヶ月、彼女のフリが最終的には本当の恋人になるですから、それ位に両想いで好きだったって事ですよね。いいですね。こう言う恋。 (2021年11月14日 17時) (
レス) @page40 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 21時
