宮侑にたたかれまして【宮侑】 (ページ12)

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11話ページ12

文化祭前日

『終わったー』

衣装づくりもやっと終わり、力が抜け机に突っ伏す

「それにしてもこれほんますごいで…」

結衣の視線の先には私がつくった衣装が置いてある

「特にこの白いドレス…」

結衣はエリザベートのドレスを指していた

エリザベートの衣装は胸元があいた白いドレスで金色の刺繍入の高級感のあるドレスに加え、薔薇をあしらった金色のティアラに胸元には控えめに赤いネックレスがある。そして肩にあしらわれた金の薔薇。

私の最高傑作でもある

『教室はどうなってるの？』

机に突っ伏したまま結衣に聞く

「外装から中の造り、小道具までオールOK」

『はーい…』

ずっと気を張って作業をしていたので気の抜けた今凄く眠い

『ごめん…ちょっと寝る』

そこで私の意識は途切れた