#ep. ページ12
#ep.
Side.Meguro
阿部ちゃんとご飯に行ったA。
あと少しで、約束した21時。
「蓮くん、ただいま！」
Aの家にもこを連れてきて、ずっと待ってた。
「あ、もこ〜〜っ。手洗ってくるね！」
もこはAにめちゃくちゃ懐いてる。
ま、その方がいいけどね。
「ただいま！ご飯食べてきた？」
目黒「うん、しょっぴーと。」
「翔太くんと食べてきたのね。」
部屋着に着替えてるAを抱きしめた。
「蓮くん...？」
目黒「前みたいに...っ、帰ってこねえかと思った、」
阿部ちゃんとAが初めてご飯を食べた日。
俺と阿部ちゃんの仲に溝ができた日。
「...ふふ、ごめんね？蓮くんお風呂入っちゃって。」
目黒「Aは...、俺の...っ、」
そっと、Aの指が当たる。
目黒「え...？」
「蓮くんだよ？本気になっちゃダメって言ったの。なのに、なんで私を縛り付けるの？」
その当時、Aに、恋に本気になる予定なんてなかった。
気付いたのは、阿部ちゃんとの事があった日。
"予定"
だから、いつでも変えられると思ってた。
あの日の自分がほんとに憎らしい。
でも、俺は...。
目黒「ごめん、それ取消で。」
＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 933人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうあ
| 作成日時：2022年5月16日 13時
