19(k) ページ20
気が付くと、見知らぬ所に来ていた。
辺りは石の壁で、扉は鉄格子。
まるで牢屋の様な場所だ。
逃げようにも、手足が縛られて動けない。
｢あら？ 起きたみたい｣
一人の女性が、鉄格子越しにこちらを見ていた。
鎧を着ており、傷ひとつ付いていない事から
相当頑丈なの物だと、見受けられる。
k｢貴女は何者ですか、どうして僕を...｣
ia｢私の名はイア｣
｢頼んでも、来ないと思って連れてきたの｣
k｢ライトさん達は？｣
ia｢ライト？ もしかしてあの四人のこと？｣
彼女はクスクスと笑い、店で起きた事を話始めた。
彼等は僕を守る為に、立ち向かったが
歯が立たず、殺されてしまった。
そんな...
ia｢随分と貴方を守っていたようだけど、弱かったわ〜｣
k｢...何が目的ですか｣
ia｢貴方の薬を作る力、私達の為に使ってちょうだい｣
k｢薬を？｣
彼女は、今まで誰も開発することの出来なかった
不死の薬を生み出して欲しいと頼んできた。
僕にそんなことが、出来る訳が無い。
k｢出来ない...｣
ia｢私知ってるのよ？ 素材を、物を正確に判断する貴方の能力｣
k｢それは...｣
僕には、不思議な能力がある。
子供の頃から、物や素材が持つ力を見分け
どれに合うのか判断することが出来た。
それを使って新薬を開発したり
元ある薬に足して、効能をあげた。
でも知っているのは、村の人達だけのはず。
｢おい！ 喋りすぎだ、そこまでにしろ｣
ia｢あら、バンク｣
｢別に良いじゃない？ 減るものじゃないし｣
b｢こいつには、作らせるだけで良いんだよ｣
ia｢はーい、はい｣
ガタイの良い男性が、女性を注意している。
服装は、女性と対照的で身軽そう。
男性がこちらに気が付き、牢屋から引っ張り出される。
持ち上げ担いで、階段を上る。
僕は一体、これからどうなってしまうのだろうか。
グルリスさん達は、僕がいないことに気付いているのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めぐぱんだ(プロフ) - 通りすがりさん» ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きますが、検索避けというとこはまた何かあったんですかね(笑)？ (2023年2月3日 13時) (
レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - タグも検索避けしたほうがいいですよ〜 (2023年2月3日 13時) (レス) id: 463d9420f9 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 修正をし、話が前後しました。コメントで指摘があれば気付き次第、修正致します。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年7月4日 2時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - ノコキノさん» コメントありがとうございます。もう一つの小説に専念してしまい、いつの間にか更新停止となってしまいました(汗。まだまだ続きますので、更新は遅いですが楽しんでいただけたら幸いです。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年3月27日 10時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
ノコキノ - 初コメ失礼します！いやぁ、面白過ぎです！更新停止になってしまったのが残念なくらいには！夢主がいないというのも、斬新でよみやすかったです！ (2022年3月25日 16時) (レス) @page43 id: 9f93cb888b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2019年11月3日 17時
