宮玉の交換日記

02 玉 ページ2

明日のご飯が楽しみ過ぎて
頭の中が




としくんとの楽しい
トークTimeを想い浮かべて
綿菓子のように甘くふわっふわっで




久しぶりのご飯にテンションがMAXになり
プリンのようにトロけてしまいそうなくらいに
プルンっプルンっ。




ふわぁふわぁ〜プルンっプルンっ。




まだ、何処に行くかも決めていないけれど
既にご飯は美味しいに決まっているし
素敵な空間になる事間違いなし。




つまり




俺のだけの王子様のとしくんとなら
それが例え、素うどんだって構わない。
何を食べても美味しいし
例え、汚い路地裏や段ボールの机でも
そこは、素敵な空間となるって事〜〜




だから




明日の夜は、スゲースゲー楽しみで
俺にとっては、
プライベートに一緒に出かける事は
ほんの数分だって
Specialなイベント〜〜




「タマ、タ〜〜マ、俺の話聞いてる？」




あっ！
ごめん、トークTime中だった。
でも今のは、
としくんが悪いんだよ〜〜
俺の頭をふわぁふわぁのプルンっプルンっに
したんだもん。




「お前の話なんて聞いてねーよ。でっ、何だよ。」




また、可愛いくない返事をしちゃった……。




嬉しければ嬉しい程、毒づいちゃうし
楽しければ楽しい程、冷たくしちゃう




どこまでも天邪鬼な俺
こんな自分が本当に嫌いになりそう。




「えぇ〜〜ちゃんと聞いててよ。明日のご飯に行くとこどーする？って聞いて、でっ俺がタマのお好みのお店をリサーチするって話だよ。でっ、何が食べたい？」





やっぱり優しい〜〜
悪態を付いた俺を何処までも甘やかしてくれて
しかも、
俺好みのお店をリサーチまでしてくれるっ
なんて事をサラッと言っちゃう
あたりがスマート〜〜




こう言うとこが、本当に大好き〜〜





「ご飯のジャンルは何でもいいけれど、個室がいいかな。」




たまには、
我儘を言わないでおこうと思って
言った筈の台詞が………




「何のジャンルでもいいって言うのが1番困る〜〜。ねぇ、食べたいの何かあるでしょ？肉？それともパスタ？あっ和食？」




はぁぁ〜〜
困るって困るって言われた〜〜




ショック！



しょボンボン……
たまに、気を使ってみたら
この始末………




それなら、
何時もみたいに我儘しちゃうぞ〜〜




「じゃあ、和食。でも、懐石じゃなくてガッツリ食べる系のがいいかな。」




「オッケー〜。リサーチしておく。」



ガヤがやればキラースマイル
としくんの場合は、
仏の微笑みを俺に向けてくれた。

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