転生したら鬼になったからとりあえず推しに斬られに行こうと思う。(１)【鬼滅の刃】

44--冗談だって ページ44

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「私は！貴方と！戯れる為に！ここに居るわけじゃないの!!早く大切な人を助けに行きたいから貴方の倒し方教えてよ！」

「馬鹿が」


辛辣ッ



だって分からないんだよ。日光と日輪刀……あと藤の花以外でどうやって死ぬの??この辺に藤の花咲いてないの??なんで???



一体どれ程の時間が経ったのか。体内時計的に1時間は越えている気がする。こうしてグズグズしてる間にも、炭治郎が怪我でもしていたらどうしてくれるんだ。



「あーしのぶさんに藤の花の毒でも貰っておけばよかった」


下級の鬼なら1発なのに。


私の身体は攻撃を避ける事はしてくれるけれど、攻撃を仕掛ける事は多分自分の意思でしか出来ないらしい。

避けれるならついでに倒せるすべも欲しかったな!!!


「あー炭治郎炭治郎炭治郎た」

「五月蝿いぞ」

「義勇さんみたいな事いうのやめて!?」


そして静かに針飛ばして後ろから襲ってくるのもやめてよまだ顔再生されてないでしょ……え、それ何処から声出てるの???

鬼怖いッ!!!ちょいグロ！バイオ〇ザード!!!


やべえのが目の前に居ると見ていれば突然苦しそうに呻き出す。


「うがァアッ!!?…………っくそ、やられたか…」

「え、」


やっぱり分身してたんじゃん!!!
っていうことはもしかして


「よくやったーーかまぼこ隊!!の誰か！」

「せめて、貴様だけでも…………」

「え、待って私今なめられた？」


倒された事でたぶん身体の再生能力も低下してるのか。口元までしか再生出来ていない鬼を前に余裕にならないわけが無い。



「さーて！私も本気だそうかな〜！」

「……今までは遊びだったと言いたいのか？」

「そ、そうだよ！こんなの夕飯前だから！」


………ごめんなさい調子乗りましただからそのお手手に持ってる刃物を下ろして。


「……なっ！いきなり投げる!?」

「………」

「聞いてないし……」


煽りすぎた？調子こいたのが不味かったなぁ。喋る余裕もくれない程に攻撃の連鎖が続く。怒ってらっしゃる。


「……っ……早い」


さっきよりも格段に。覚醒したの？怒りで？やめてよ泣くよ？


キツイなぁ。これが続くと思うとだいぶしんどい。



「っ、そろそろ」


攻撃を仕掛ける。

否



仕掛けようとした。



けれどもその意思は見事に崩れ落ちる




途端に耳を抜けた


大好きな声によって

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