転生したら鬼になったからとりあえず推しに斬られに行こうと思う。(１)【鬼滅の刃】

14--目を開けたら顔面偏差値 ページ14

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「＿＿＿おはよう、A」


その声にだんだんと虚ろだった意識が覚醒しだす。


……………目を開ければそこには最推しの顔。

なにこれ。夢？夢か？夢なのか？

っていうか目大きいし一件可愛らしい顔してるのによく見たら所々男の子らしいというかなんというか…。控えめに言ってまじ最推し。なにその顔面偏差値。


「……あ、炭治郎…。」


名前を呼べばニッコリと絵に描いたような微笑みが帰ってくる。あ、死ぬこれ。死因は水の呼吸 拾弐ノ型 竈門スマイルです。


夜。しのぶさんとの会話を経てどっと疲れに襲われたのか。自然と眠りについてしまった私を炭治郎がなほちゃんに案内されて日光の当たらない客間まで運んでくれたらしい。

しかも姫抱き。姫抱き((

ごめんね。重かったよね。私見た目だけ超絶美少女だけど重かったよね。重い美少女ってなんか嫌だね。

炭治郎は離れるなと言われたからずっと傍に居てくれたらしい。なにそれ従順……っていうのか優しすぎるって言うのか……ん〜ほんと好き!!!


なぜか私から視線を離さない炭治郎の空気を何となくよんでひたすら炭治郎の目を見返す。私達は付き合いたてのカップルか？

なんか、これあれじゃない？
目と目が合う〜ってやつじゃ………………


「Aちゃぁぁぁぁぁぁぁあんんん!!!!!!!」


そんな上手い流れがあるわけなかった。

雰囲気を思いっきり回し蹴りして飛ばす様な勢いで戸を開けて入ってきたパツキン少年。

言わずもがな善逸である。


「今いい所だったのに!!空気読んでよ善逸!!」

「ええ!??俺必死でAちゃん探してたのに開口一番に怒られたんだけど?!!っていうかいい雰囲気ってなに!!?炭治郎といい雰囲気ってなにいいいい!!??!!」

「善逸、ここはしのぶさんの屋敷だぞ。静かにするんだ。心配しなくても、ずっと傍にいただけでAには何もしていない。」

「それがもう問題発言だよね???ずっと居たの??Aちゃんと2人っきりで??この締め切られた薄暗い部屋に??」



2人とも言い方!!!確かに傍にいろって言われてたけどさ!!善逸も善逸で、締め切られてなかったら私日光に当てられて灰になるから!!

いいのか私が灰になっても!!私が嫌だよ!!!

ちょっと自分が鬼なこと自覚してきて気分だだ下がりしたよ馬鹿!!!

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