13--改めて胡蝶しのぶ ページ13
「＿＿＿改めまして。私は
「あ、えっと、A………です。」
な、なんか。二者面談思い出す！
私と炭治郎の前にある小さな机を挟んで向かい側にしのぶさん。なんだろこの圧迫面接感。
「大まかな内容はわかりました。Aさんには、本当に自我があるのですね。人であった頃の記憶もお持ちなんですか？」
しのぶさんに笑顔でそう問われる。
一応、自称人間のつもりなんですが…。
………………正直に言えばわからない。前世の記憶はバッチリある。トラックに突っ込まれる3日前の夕飯位までなら思い出せる程には。
でも、トリップしたこの時代の私がどう過ごしてきたのかは全く記憶にない。私がトリップした時には、もう鬼舞辻の手によって鬼にされた後だったし…。
「あ〜…………すみません。覚えてないです」
「あれ、でもA。自分の名は分かったじゃないか」
それね!!なんていったって前世の私の名前だからね!!!
さてなんて誤魔化そう……。なんて思ってると炭治郎に匂いでバレそう………。もうなんでも五感で伝わっちゃうよこの時代!!令和よりも怖い!!
嘘発見器なんかよりも信用性高いのほんとやだ。
「何となくソレが私の名前な気がして……」
「………なるほど。やはり、鬼になったら元の記憶は消えてしまうのですね」
しのぶさんは自身の顎に手をついてなにやら考え込んでいらっしゃる。その姿さえ美しいのだからまたもう……ね！語彙力!!
「……あの、Aはどうなるんですか」
「とにかく、まずはお館様へ報告をしましょう。」
詳しい事は、それからです。としのぶさんは炭治郎の言葉にそう返してから一言｢Aさんから離れないであげてください｣と彼に残して席を立ってしまった。
要は、『私を見張っておけ』みたいな事かな……。そりゃそうだよね。しのぶさんにとって、私はお姉さんを殺したのと同じ“鬼”なわけで。
敵対する相手にこれ以上相応しい存在は居ないだろってくらいなんだろうから。
………どうなってしまうのやら。私は小さくため息をはく。
お館様って。もしかして私本部に呼び出されたりとかしないよね？今自分で盛大なフラグを立てた気がするけど折れていることを信じよう。
…………なんだか今日は、もう眠いや
次第に重くなる瞼に従って私は意識を落とした
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メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります！ (2019年12月16日 8時) (
レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません！うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます！！続編から先もよろしくお願いします！！ (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…？？ (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます！(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…！すみません、ご指摘ありがとうございます！頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メア | 作成日時：2019年10月5日 22時
