50択 ページ6
〜真緒side〜
あんずが走り去っていったためたった1人で講堂裏に取り残された俺。あんずには、悪いことしたと思う。なんとなくだったけどあんずの俺に対する態度が他のやつとは少し違う気がしたから。もしかしたらって思ってた…
まぁ、ほんとにそうだとは思わなかったけどな
真緒「げっ、もうこんな時間！？やべぇ、ステージ始めるっ」
ユニット衣装のポケットに閉まっておいたスマホを取り出して電源を入れれば彩られる画面に映し出された時間に俺は我に返る
早く戻らなきゃ…そう思って踏み出した足はアイツに……
Aによって遮られた
真緒「っ………A…？なんで、ここに」
もしかしてさっきの聞いてた、のか？
講堂の影からゆっくりと歩んできたのは間違うことなくAだった
屋上で話した時以来だ。こうやって面と向かったのは。綺麗な髪を風になびかせて大きな瞳は俺ではなく下を向いている
真緒「？……あ、その、A」
俺が名前を呼べばそれに被せるように彼女はその綺麗な声で静かに“｢まーくん｣”と言った
え、その呼び方は………
A「まーくん……ごめんなさい」
俺を見るために顔を上げたソイツの表情は儚く、どこかへ消えてしまいそうな
そんな顔をしていた
真緒「ごめんって……なにが。謝りたいのは＿」
俺の方なのに
A「まーくんっ！…わ、わたしを……」
彼女は俺の名前を口にしながら今にも崩れ落ちそうな程に弱々しく見えた。プロデュースしてる時とは大違いだ。
あの時はむしろ真がこんな感じだったけど……
俺はゆっくりと彼女の腰に手をまわして気づいたら引き寄せていた。
自然に動いていた体は俺の意識などものともせずにゆうことをきかない。だからつい口から零してしまった。
俺には伝えることが出来ない。伝える権利なんてないはずの
その“二文字”を
真緒『＿＿＿好き』
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ちご - コメント失礼します！完結おめでとうございます！！ほんとうにこの作品が好きでずっと楽しみにしていました！真緒くんとの最後、すごく好きです！これからも応援しています！(* ' ' *) (2018年2月11日 12時) (
レス) id: 0ad94017e8 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 甘党猫さん» もう、好きって言ってもらえるだけでほんっとにありがたいです！！嬉しすぎて泣けてきます……w。コメント本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
甘党猫(プロフ) - コメント失礼します！この作品、展開に引き込まれて凄く好きです…！いつも応援してますってことを伝えたくてコメントさせて頂きました！ほんとにこの作品大好きです、作者さん無理をしない程度に頑張ってください(*´ω`*) (2018年2月5日 20時) (レス) id: 9719fbab66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メア | 作成日時：2018年1月15日 0時
