検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:32,670 hit

48択 ページ4

日和「まったく、Aちゃんはどっちの味方なんだか、紛らわしいね!」

A「うっさいよ〜。……言わなくても分かってるくせに」


チラリと見た日和の顔は満足そうに微笑んでいた。嬉しいのが表情に出過ぎでしょ←


ジュン「Aさん。このバカは気にしないで下さい」

日和「ジュンくん酷いね!」

ジュン「…………。行ってくださいよ」


ジュンくんは日和の首根っこを少し掴んで後ろに引くと静かに微笑んで私にそう言う。

………バレバレってことかぁ。ハハッ



A「…ごめん、2人とも。私、」

ジュン「行ってらっしゃい…ッス」


私は優しく送り出してくれる2人に笑顔を向け“行ってきます”と叫んだ




ごめんね、日和。結局約束守れなかったね…。












2人はだんだんと小さくなっていくAの背中を見えなくなるまでながめ……いや、見つめていた。



日和「ジュンくんも随分なお人好しだね」

ジュン「何の話ッスか」

日和「誤魔化すのはよくないね!僕はもう知っているよ!……ジュンくん、好きなんだろ?



Aちゃんのこと」



ジュン「…おひいさんこそ、人のこと言えないでしょうが」


日和の「まぁね!ずっと見てきたから…彼女の側でね」



ジュンの横で日和は愛おしそうに…寂しそうに彼女が走っていった方向を見つめて言う。

ジュンは初めて見た日和のそんな表情をみて少し目を見開いてから再び口を開いた



ジュン「でも……俺はこれでいいんです。もともとこの気持ちを伝えるつもりもありませんでしたし。なにより、あの人が幸せならそれが一番なんで」


日和「……ジュンくん。君も成長したってことだね!うんうん!」


ジュン「アンタに言われると腹が立つんですけど…?」


日和「相変わらず酷いね!………さて、僕達も向かおうか。ステージが僕達を待ってるね!」


日和はもう振り返らないと言うようにさっきまでただひたすらに見つめていた方向に背を向けて歩き出す。それを合図にジュンも舞台袖へと足を運ぶ。









今日のステージ…君に、Aちゃんに捧げるよ。気持ちを伝えるのは、これが最後



君の幸せを願って_____

49択→←47択



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
196人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 衣更真緒 , あんさんぶるスターズ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちご - コメント失礼します!完結おめでとうございます!!ほんとうにこの作品が好きでずっと楽しみにしていました!真緒くんとの最後、すごく好きです!これからも応援しています!(* ' ' *) (2018年2月11日 12時) (レス) id: 0ad94017e8 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 甘党猫さん» もう、好きって言ってもらえるだけでほんっとにありがたいです!!嬉しすぎて泣けてきます……w。コメント本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2018年2月6日 21時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
甘党猫(プロフ) - コメント失礼します!この作品、展開に引き込まれて凄く好きです…!いつも応援してますってことを伝えたくてコメントさせて頂きました!ほんとにこの作品大好きです、作者さん無理をしない程度に頑張ってください(*´ω`*) (2018年2月5日 20時) (レス) id: 9719fbab66 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:メア | 作成日時:2018年1月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。