57択 ページ13
〜凛月side〜
凛月「ちょーし乗っちゃってさぁ。ほんと、ま〜くんてば単純」
俺はステージで今までにない輝きを誇っている幼馴染に少しばかりの嫌味をこめて呟く。言ったところで聞こえるわけないんだけど
まぁ、あの様子だとちゃんと約束守れたみたいだねぇ
あぁ。あの時の……3年前のま〜くんもこんな気持ちだったのかな
いや、違う。俺のこの気持ちはただのわがまま。寂しいって。一人にしないでって…そう言うだけのわがまま
おれも単純だねぇ。
なんだか胸がポッカリ空いた感じがする
俺はいつからこんな寂しがり屋になったんだろ
「おや？そこに居るのは………」
凛月「うげっ………こんなタイミング出会うとか。最悪」
零「りつ！そんな冷たいこと言わないの！ほれ、もっとこっちにおいで〜」
どこの老人なわけ？っていうか俺こんなに見た目が似てて喋り口調がじじいみたいで気持ち悪い奴知らないから
凛月「……赤の他人なんだけど。勝手に話しかけてこないでくれる〜？」
零「なんてこと言うの凛月！お兄ちゃんは悲しいぞ…」
いや、知らないし←
俺の兄だとか言ってくるコイツは悲しいとか勝手に言いながら俺に縋りよってくる。気持ち悪
凛月「触んないでよね〜汚れる」
零「りつぅぅ！！……はぁ、まあその様子じゃと嬢ちゃんとは和解できたようじゃの」
！なんで知ってんだか。ほんと、相変わらず無駄に地獄耳だよねぇ。
凛月「だから？兄者に関係ないでしょ」
零「ん？吾輩にだって関係あるぞ？
Aは、吾輩が好いておったおなごじゃからのぉ」
語尾に音符がつきそうな程に上機嫌でそう言う兄者。は？初耳なんだけど。っていうかAもAでどれだけ男を誘惑すれば気が済むんだか
そんなことを考えているといつの間にか頭に乗っているものに気づく
凛月「っ……何勝手に触ってるわけ？」
零「こんな時まで無理しなくてもいいのじゃぞ？凛月。お主は充分頑張った。しっかり、自分の本来の道を見つけたのじゃろ？」
お主が決めたのなら、それが正しい選択じゃ
そう言って兄のように大きな手で優しく頭を撫でてくる。ま、戸籍上では確かに血の繋がりはあるけど…コイツだって1度は俺を見捨てていったんだ。
なんで
なんで……
こうゆう時ばかり“お兄ちゃん”なんだろう
ほんと。セッちゃんでいう所の
ちょ〜ウザイだよねぇ
おれは静かに頬を流れるソレを知らないふりした
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ちご - コメント失礼します！完結おめでとうございます！！ほんとうにこの作品が好きでずっと楽しみにしていました！真緒くんとの最後、すごく好きです！これからも応援しています！(* ' ' *) (2018年2月11日 12時) (
レス) id: 0ad94017e8 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 甘党猫さん» もう、好きって言ってもらえるだけでほんっとにありがたいです！！嬉しすぎて泣けてきます……w。コメント本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2018年2月6日 21時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
甘党猫(プロフ) - コメント失礼します！この作品、展開に引き込まれて凄く好きです…！いつも応援してますってことを伝えたくてコメントさせて頂きました！ほんとにこの作品大好きです、作者さん無理をしない程度に頑張ってください(*´ω`*) (2018年2月5日 20時) (レス) id: 9719fbab66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メア | 作成日時：2018年1月15日 0時
