チョコより甘い恋とか【朔間凛月】

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凛月「ふふっ………真っ赤」



……こやつ確信犯だ。まぁ凛月がこんな住宅街の真ん中でしかも真緒が近くにいるのに。わざとじゃない方がおかしいのか


A「……っバカ」

凛月「嫌いじゃないくせに」


嫌いじゃない。けれど決して口には出さない。いや、出せないかな。

だって恥ずかしいし言ったら言ったで凛月が調子乗るから



流石に昨日の今日だ。私だってまだ恥じらいはある。もちろんき、キスをする事にも

あの約束をとげてから随分と凛月は大胆になったものだ。とてもスキンシップが激しい



……いつかは日常生活の一貫としてキスをするようになってしまうのだろうか。ってなにを想像しているんだあほう



A「……凛月のあまえんぼ」

凛月「Aだって違くないでしょ」



くっそ一枚上手だ。こうなったら私は口では凛月に勝つことはもう無理なので諦めるしかない。っというか凛月に口で勝てる人なんているの？いたら尊敬するよ………真緒の次の次の次くらいに←


あ、




真緒「おーまーえーらーなぁー」



ごめん。ほんとにごめん。別に忘れてた訳じゃないんだよ？ただちょっと私の頭に存在してなかっただけ、うん。(つまり忘れてた)




真緒「イチャつくなら俺がいない所でしろよな！？こっちの身にもなってくれよ…ったく」




白い頬を多少赤らめそっぽを向いてそういう真緒。……純粋か



凛月「ま〜くんの変態。」

真緒「なっ…お前にだけは言われたくない！」







……自然と頬が緩んでいくのがわかる


何年ぶりだろう。こうやって3人ではしゃげるの

なんでか突然恋しくなる。3人でいられるこの時間を……凛月と肩を並べていられる時間を




好きだなぁ…ほんとに






もう叶わないと思っていた。半分諦めかけていた。けれど、もう一度こうやって傍にいられる

名前をよんで 手を繋いで 触れることが出来る






これもセントバレンタインの奇跡…


なんて。信じてはいないけれど






凛月「……A？」



愛しい人の声。



A「……っ、凛月！




＿＿愛してる」




凛月「……！＿＿＿俺も」






“Aだけを永遠に愛してる”









貴方にチョコよりも甘い。とけるような恋を＿







〜fin〜

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