＊12 ページ14
きた。ついに来てしまった。この日が……。
2月14日という、全世界の一大イベント
バレンタインの日が
いや、まぁ全世界かどうかは知らないけども…とりあえず私にとっては二度とないチャンスの日だ
A「どうか…いろんな意味で逝きませんように」
さて、母になんでチョコに拝んでるの…と引かれた所で私は昨夜3時間もかけて全神経を注ぎに注ぎまくった自信たっぷりのチョコを見つめる。味見はしたし、凛月みたいに見た目も悪くないし！うん！！これぞAちゃんスペシャルだよね！！え、ださい？うそん
ちなみに凛月に対してはちゃんと褒め言葉☆
A「大丈夫。大丈夫」
昨夜あれだけ瞑想して練習したんだ。寝る前だったから興奮して寝れなくなっちゃったけど！だから真緒のお部屋にお邪魔しに行ったけど！！
さすがに今回は眠くなったら帰ったよ？
私は自分の頬に両手を添えてから2,3回ほど軽く叩く。あ、意外と痛い←
すこし…いやかなりじわじわと痛みの広がる頬を抑えて気合が入ったことを確認する。自信を持つんだ私！！凛月に想いを伝えるんだ！！どさくさに紛れて凛月のチョコもキャッチするんだ！！←
たしか去年ライブを見に行ったらしい友人がアイドル達からチョコが貰えたと喜びすぎてﾀﾋにそうになっていたのをおぼえている。今年も貰えるのだろうか
あれ、だとしたらあの凛月の作る味は美味しいけど見た目がほんとになんとも言えないチョコをみんなもらうわけ？わぁ〜喜んでいいのかわかんない←←
ちなみに私は毎年ホワイトデーさんの時にそのチョコ貰ってるよ？当然私がいない時間に家の中に置きに来てるんだよね。なんで家入れるの？ほんとに謎
A「……そっか。みんな貰うんだ。凛月から」
そりゃたそうだ。だって凛月は“アイドル”なのだ。ファンがいるのだからファンサービスをするのは当然。しかも今日はバレンタインという一大イベント。そんなこと……なんとなく分かっていたのに
改めて考えれば考えるほど少しずつ締め付けられる胸が嫌になる。
アイドルの凛月も受け入れるって…決めたばかりなのに
いまにも溢れてしまいそうだったその感情を私は必死に押しこらえることしか出来なかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 435人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(名前) - この小説読んでみました！心が落ち着いてほんわか幸せになりました！途中めちゃきゅんきゅんしてました(笑)メアさんの作る小説好きなのでこれからも素敵な作品を作り上げ続けてほしいです！応援してます！！ (2019年6月3日 21時) (
レス) id: fe02a3a839 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - にゃんるいさん» はじめまして！コメントありがとうございます！(*^^*)いや、むしろ爆死して頂いてありがとうございます((土下座！！ (2018年8月31日 22時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんるい - はじめまして！えっと、今更ですが、爆死させてくれてありがとうございます！作品づくり、頑張ってください！ (2018年8月24日 1時) (レス) id: 7541a28969 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - Lalaさん» コメントありがとです！！返信遅くなってごめんなさい(>_<)頑張って凛月くんとたっくさんイチャイチャさせますね！！ (2018年3月20日 9時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
Lala - 初めまして、コメント失礼します！いつもの楽しく読ませて頂いてます！続きとても楽しみにしてます！更新がんばってください(*^^*) (2018年3月8日 22時) (レス) id: bf9d9e1620 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メア | 作成日時：2018年2月14日 18時
