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「 Aおはよー！ 」
「 おはよ 」
不思議な生活が始まった翌日
今から転校生がやってくることを知らない海人は
いつも通り元気で活発的。
私の隣の席に座ってリュックから課題を取り出すと
「 職員室の前通ったらさ〜 」と何やら話し出した。
「 担任と知らない親子が話してたんだよね 」
確実に廉と新しい父親だ。
そんなこと知るはずもない海人は続ける。
「 転校生かな？ 」
「 さあ〜どうだろうね〜 」
「 え、何でそんなに冷めてんの！
もしかしたら転校生かもしれないんだよ！ 」
「 海人が喜びすぎなだけ 」
その言葉に頬を膨らませてリュックを締める。
「 結構イケメンの男の子だったから
Aが目移りしないように頑張らなきゃ 」
ぎゅっと口を閉じて私の頭を優しく撫でると
「 Aは俺のだもん 」
朝から教室内で気持ちを伝えてくれる大胆な海人。
照れた私を見て「 大好き 」と溢した。
私と海人は去年の秋から付き合っていた。
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月13日 18時
