65:空港 ページ15
YGside
飛行機が着陸し、席を立ちスタッフの案内で出口に向かっていた時、後ろからAが駆け足で俺の方に来た。
そして後ろから抱きついてきた。(....という名のタックル)
『ユンギヒョン、一緒に行きましょう。』
YG「珍し....、いつもはホバと行くのに、」
『ホソギヒョンはグク君に取られたんで、』
YG「そ、」
Aとくだらない話をしながら、ファンとカメラが待つ場所へと足を運ぶ。
YG「は、ホーミー完璧になったの？」
『慣れですよ。ことある事にやってますからね。』
YG「...お前どこまで成長する気？」
『んー血反吐を吐くまで？w』
YG「お前が言うと現実になりかねないw」
『www、ですね......、ｯ、ヒョンｯｯｯ！！！』
YG「！？」
Aの叫び声に驚いたが、何より驚いたのは目の前に女がいることだった。
YG「ｯ！！」
咄嗟にその女を押し退けたが、まだ女は迫ってくる。
頭では来てると分かっているのに、体を動かせない。
『ヒョンｯｯｯ！！』
目の前が暗くなり「やばい」と思った瞬間、Aに腕を引っ張られ、Aの頬に鼻をぶつけた。
「なんで邪魔するのよｯｯｯ!!!」
『ｯ....近づかないでください、』
「邪魔ｯｯｯ！！！」
『来ないでください!!』
Aは腕を前に出し、女を押し退ける。
「ちょっと君!!ここは立ち入り禁止だ!!」
「!!....あとちょっとだったのにｯ!!死ね!!」
『ｯ.....、』
俺の肩を持つAの手が、キツく俺の服を握る。
精神的に弱いAは、自分の存在を否定される事を何よりも嫌う。
YG「....大丈夫だ、」
Aの背中に手を回し、強く抱きしめる。
『......ｯ、』
YG「....行こう。armyが待ってるから。」
『......はい、』
YG「泣きそうだぞ、」
今にも零れそうな涙を指摘すると、案の定泣き出してしまった。
『ヒョン〜....、』
YG「ん、ありがとうな、守ってくれて。」
『はい...、』
俺に抱き着き離れないA。
Aは1度いじけたり、甘えたりするとなかなか立ち直らないため、
俺は抱き着かれたままAをarmyの前に引っ張ってやった。
〈えぇぇ!?!?Aとユンギとか珍しい!!〉
〈いつもホビと一緒なのに....!!〉
〈理由はジョングクか、〉
〈てかサセンうざっ。〉
〈それな。Aに邪魔とか、お前だろ。〉
〈サセンって言っても元はarmyだから、そんな事言われてA辛かっただろうね。〉
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カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月10日 10時) (
レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - すごく面白かったです。更新待ってます！ (2020年12月21日 23時) (レス) id: a672d7fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - お話可愛くて大好きです。グクのヒョン好きにキュンときます (2019年9月30日 23時) (レス) id: 99ab2849f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫しゅー | 作成日時：2019年4月20日 14時
